2015年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 複素解析学及び演習B | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 利根川 聡 | 履修期 | 後期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 金曜1・2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N51R |
クラス |
概要
学修到達目標 | 複素関数についてさらに理解を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
原則として、1限に講義(板書を中心とした通常の講義形式)を、2限に演習(計算や証明の練習、黒板発表など)を行なう。 |
履修条件 | 複素解析学及び演習Aの内容を前提とする。 |
授業計画
第1回 | 正則関数の復習 |
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第2回 | 解析接続(1) |
第3回 | 解析接続(2) |
第4回 | 孤立特異点(1) 無限遠点、Riemann球、極・真性特異点 |
第5回 | 孤立特異点(2) 極の位数、(真性特異点に関する)Weierstrassの定理 |
第6回 | Laurent 展開(1) 環状領域における正則関数とその級数展開 |
第7回 | Laurent 展開(2) Laurent展開の主要部と孤立特異点 |
第8回 | 留数定理(1) |
第9回 | 留数定理(2) 実関数の定積分の計算への応用 |
第10回 | 有理型関数(1) |
第11回 | 有理型関数(2) 偏角の原理、Roucheの定理 |
第12回 | 部分分数展開 |
第13回 | 等角写像(1) |
第14回 | 等角写像(2) |
第15回 | 理解度確認テスト |
その他
教科書 |
岸正倫、 藤本担孝 『複素関数論』 学術図書出版
数学科学生に配付済みの本です。
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参考書 |
L.V.アールフォルス著/笠原乾吉訳 『複素解析』 現代数学社
E.M.スタイン、R.シャカルチ著/新井仁之、杉本充、高木啓行、千原浩之訳 『複素解析』 日本評論社
複素解析に関する本は、非常に多く出版されています。複素解析(学)、関数論・函数論、複素関数論などの名前の本が、この科目の内容に該当します。学科図書室、学部図書館、神保町に並ぶ書店などで、自分に合う本を探してみて下さい。
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成績評価の方法 及び基準 |
試験・提出課題・黒板発表を総合的に評価する。 試験は、学期末の理解度確認テストの他に、小テストを1~2回程度実施する予定である。 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台4号館5階 452-A |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 1号館1階 講師室
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学生への メッセージ |
講義で板書をとるだけでは、力は付きません。 手を動かし、頭を使って、演習に取り組んで下さい。 |