2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 知的財産権論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高梨 俊一 | 履修期 | 前期 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q34Q R33G R33Y R34H |
クラス |
概要
学修到達目標 | 現代社会では、人間の知的生産活動によって生じた発明その他のアイデアや、工業デザインを含む創作物、企業活動に関わるデータなど、非物質的なさまざまな情報が、重要な価値を持つようになっている。この講義は特許権をはじめとする様々な知的財産権制度を概観し問題点を考察する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で授業をおこなう。科目担当者の講義内容や板書をしっかりノートに取る習慣を身につけてほしい。また、新聞等で報道される様々な事件の法律的な側面に注意を払うことも、法学的な考え方を身近なものとするためには有効だろう。 |
履修条件 | すでに法学を履修していることが望ましい。 社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | 知的財産権制度の意義 我が国の知的所有権制度の沿革と現状、および各国の知的財産権制度と産業・通商政策の関連について説明する。 |
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第2回 | 特許取得の手続き 特許出願から、特許権の登録をうけるまでの手続きについて説明する。 |
第3回 | 特許と発明 特許権の対象となる「発明」とはなにかについて講義をおこなう。 |
第4回 | 発明者と職務発明 発明者となる者は誰か。および企業活動中の従業員の発明の取り扱いについて説明する。 |
第5回 | 特許権の効力 未出願・出願中・登録後、それぞれの場合の権利保護について説明する。 |
第6回 | 特許権の売買と利用 特許権の譲渡、特許の実施権について説明する。 |
第7回 | 実用新案・意匠・商標 特許権以外の工業所有権について説明する。 |
第8回 | 不正競争防止法 特許や著作権などの制度で保護することが難しいさまざまな問題について説明する。 |
第9回 | 著作権とはなにか? 著作権制度の概要につき、主に特許権と比較して説明する。 |
第10回 | 著作権の内容 財産権としての著作権と著作者人格権について説明する。 |
第11回 | 著作権の利用と制限 著作権の効力と著作権に対する制限を説明する。 |
第12回 | 知的財産権の拡大 コンピュータプログラムの著作権、データベースの著作権などについて説明する。 |
第13回 | 知的財産権の拡大 パブリシティ権、キャラクター権などについて説明する。 |
第14回 | 知的財産権制度の将来 知的財産権制度と国際関係など現代的な課題について考える。 |
第15回 | 平常試験および解説 |
その他
教科書 |
角田政芳・辰巳直彦著 『知的財産法』 有斐閣アルマ 有斐閣 2012年 第6版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験による |
質問への対応 | 授業時あるいはメールで |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 五号館 542号室(社会系研究室) 駿河台校舎 三号館 332A号室(社会系研究室) e-mail tax@penta.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 13:00 ~ 16:20
水曜 船橋 16:40 ~ 17:30
金曜 船橋 15:00 ~ 16:20
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学生への メッセージ |