電気と磁気の物理学 (Q35D)

学修到達目標	電磁気学の基本概念および基礎法則を理解し，基本的な応用の仕方を取得することを目的とする。まず，場の概念を用いて静電気現象を記述し，次に電流や静磁場の現象を順に説明する。その後，時間的に変動する電磁場の現象の大事な例として電磁誘導を説明する。
授業形態及び授業方法	板書を中心とした講義形式で行う。適宜，演習を行い，深い理解に到達できるようにする。
履修条件	共通基礎選択。微分積分学I，II，力と運動の物理学I，IIまたは物理学I，IIを履修していることが望ましい。

第1回	ガイダンス：電磁気学とは電荷と電気力：電荷の保存則，クーロンの法則
第2回	静電場(1)：電場，ガウスの法則
第3回	静電場(2)：ガウスの法則とその応用
第4回	電位(1)：電位，電気力による位置エネルギー
第5回	電位(2)：等電位面と等電位線，導体と電場
第6回	キャパシター：キャパシターとは何か，キャパシターの静電容量
第7回	電流(1)：電流，起電力
第8回	電流(2)：オームの法則，キルヒホッフの法則
第9回	電流と磁場(1)：磁石と磁場，電流のつくる磁場
第10回	電流と磁場(2)：磁束と磁場のガウスの法則，アンペールの法則
第11回	電流と磁場(3)：電流に働く磁気力，電流間に働く力
第12回	電磁誘導(1)：電磁誘導の法則
第13回	電磁誘導(2)：電磁誘導の例，自己誘導
第14回	電磁誘導(3)：交流，変圧器
第15回	平常試験及びその解説

教科書	授業中に指示する。
参考書	授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準	主に平常試験(７割程度)によるが，出席演習(３割程度)も加味する。
質問への対応	オフィスアワー以外でも，質問は随時受け付ける。来室時には，できれば，連絡してくれると助かる。
研究室又は連絡先	研究室：日本大学理工学部船橋校舎1号館2階122A室連絡先：yossi_AT_phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp　( _AT_を@に変えてください)
オフィスアワー	水曜船橋 12:30 ～ 13:20 研究室にて対応
学生へのメッセージ	授業は出来るだけ丁寧に進めていきますが，ただ単に講義に出席して板書をノートするだけでは，本科目を理解することは出来ません。必ず予習, 復習を行ってください。また，質問を歓迎します。気軽にたずねてきて下さい。

2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎