2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教養ゼミナール
服飾美学
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊豆原 月絵 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q35Y |
クラス |
概要
学修到達目標 | 服飾に表現される着用者の心の機微を考察する。人は、何を美しいと思いどのような衣服を着たのか、時代や地域により美の価値基準が違うことを知り、美意識とはなにかを考える。また、「着る」ということについて、「見る」、「見せる」、「見られる」という立場を変え、様々な観点から考察する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業携帯:講義 授業では、スライド、ビデオを使用する。また、映画を題材に、その登場人物の服飾表現から、心理状況や時代性、社会現象についても考察する。 |
履修条件 | 世界の国々の時代、地域、年代を超えて、人が求めた「大事なもの」、「大切に思っていること」、「美しいと思う気持ちとその理由」など「知りたい」と思う好奇心があること。 |
授業計画
第1回 | 服飾美学の概説 ー美の価値観と基準ー |
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第2回 | 衣服を纏う理由 ー美しさと羞恥心ー |
第3回 | 美意識と身体偏倚 ー美しさを求めて、変わる身体ー |
第4回 | 個人のおしゃれ心と美の基準 |
第5回 | 権威と象徴と美学 ー帽子と髪型ー |
第6回 | 映画にみられる服飾表現 ー着こなしー |
第7回 | 映画にみられる服飾表現 ー1950年代ー |
第8回 | 色彩の美学 ー青ー |
第9回 | 色彩の美学 ー赤ー |
第10回 | 映画にみられる服飾表現ー言葉遣いと着こなしー |
第11回 | 映画にみられる服飾表現 ー19世紀末から20世紀の紳士淑女ー |
第12回 | 民族服飾 ー日本・ブータン・中国・インドー |
第13回 | 紋様の象徴性 ー服飾・陶器・家具・遺跡装飾ー |
第14回 | 形態の象徴性 ー文化的背景と美意識ー |
第15回 | 服飾のメッセージ ー祈り・魔除け・意匠ー |
その他
教科書 |
『ファッションの記憶 ー1960‐70年代おしゃれの考現学ー』 伊豆原 月絵 東京堂出版 2008年 第1版
・適宜プリントを配布します。
・『ファッションの記憶-1960-70年代おしゃれの考現学-』を読んでいただきたい
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参考書 |
『靴・靴下からはじめるオシャレ』 伊豆原 月絵 東京堂出版 2008年 第1版
『帽子からはじめるオシャレ』 伊豆原 月絵 東京堂出版 2006年 第1版
図像資料と服装史資料が、まとめられています。興味のある方は、図書館でご覧ください。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内小レポート30%、授業内発表などの参加意欲10%、レポート60%により評価する。 |
質問への対応 | 授業前に対応いたします。授業内でも、疑問点があれば、質問をしてください。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中にお知らせいたします。 件名に、学科・学年・氏名 用件を書いてください。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 15:30 ~ 16:30 1号館教員室
水曜 船橋 15:30 ~ 16:30 5号館研究室
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学生への メッセージ |
衣服は、自分を良く見せるためだけではなく、地位や文化、宗教感などを表します。美意識について考えることは、それを着ている人の心を知ることになります。人は、必ず衣服を着て社会にでます。衣服について一緒に考えてみませんか?そして、自分をどう表現するか、おしゃれ心とファッションについても考えてください。 |