2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教養ゼミナール
物理学実験の裏を読み、本質を理解する
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 矢野 一雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q45W |
クラス |
概要
学修到達目標 | 多くの学生は、物理学実験を行うときには内容を十分に理解することなく、テキストを”表面的に”読み、書いてある通りに作業を行う受身のことが大部分である。 ここでは、課題に関係する文献調査から始め、主体的に実験を進め、授業計画にあるように、3サイクルの実験を行う。各段階で何が重要であるのかを、全体で議論し、こちらかもキーになる点をワン・ポイント的にヒントを提案する。これに基づいて実験内容を再考し、理解を深め、次のステップに進む。これを繰り返すことにより、次第に目の前の現象が手に取るように分かってくることを期待している。これが、目標である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・夏季集中授業で行い、授業期間中は物理実験に集中する。 ・課題は基本的に「1課題」に限定し、それを文献調査から始め、同じ課題を何度か繰返す。これにより、 徐々に内容の本質を理解していくと同時に、実験に必要な技術(作図等)を習得する。 ・1テーブル2人、全体で12テーブル以内で行う。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス+テーマ(「比熱」の予定)についての説明。文献調査(1)。実験ノートを使用。 |
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第2回 | テーマについての文献調査(2) |
第3回 | 自ら調べ、考えた方法を検討(2人で)し、実験方法を選択・決定する。この際、いろいろな方向から議論する→暫定的に決めた方法で一度、実験を行う |
第4回 | 同上。ここでは、同じ実験を複数回繰り返すことにより、実験に慣れること。 |
第5回 | 慣れてきたら、改善するための方法を考案し、全員で議論する。 |
第6回 | 改善実験を計画し、実施。それを2,3回繰り返し、問題点を洗い出す。 |
第7回 | 中間発表 & 改善点のまとめ |
第8回 | 中間発表 & 改善点のまとめ |
第9回 | 更に精度の高いデータを得るための方法を考案し、議論する |
第10回 | 精度の高いデータを得るための改善実験を行う(1)(2) |
第11回 | 問題点を洗い出し、更に改善するための方法を考案する。 |
第12回 | 改善実験を行う(最終)(1)(2) |
第13回 | 問題点を洗い出し、改善するための方法を考案し、これまでの纏めを行う |
第14回 | パソコンを用いて、総まとめ(報告書)用に、実験データの整理と報告書の作成 |
第15回 | パソコンを用いて、総まとめ(報告書)用に、実験データの整理と報告書の作成+発表 |
その他
教科書 |
『特になし。自分で適宜調べていく。』
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
・実験ノートに記載されている内容・事項 ・最終報告書 以上の2点で評価する。 |
質問への対応 | 期間中、いつでも。 |
研究室又は 連絡先 |
・船橋校舎1号館133 ・kyano@phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp ・047-469-5640 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 10:00 ~ 17:00
火曜 船橋 10:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
日々、自分の成長を実感できること。 |