2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 地球環境化学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 米田 哲也 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q55V |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人類は自身が生み出した科学技術によって自らの活動領域を拡大させ、またそこから豊かさ を手に入れてきました。その一方で、地球の環境に多大な影響を与えしまい、現状では無視 できない事象が表面化しつつもあります。 そこで本講義では、地球環境の成り立ちと現状、また人類の活動が環境に与えている影響 について解説し、今後の科学技術の方向性を模索するための基礎を養うことを目標とします。 本科目は、交通システム工学科(社会交通工学科)の学習・教育到達目標A-Iのうち、 C「専門基礎学力」の達成に主体的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を中心に板書で捕捉やまとめながら講義を進める。 内容の項目範囲ごとに復習的なレポートを課すことがある。その場合、次週に必ず提出する。 |
履修条件 | 選択科目。 基礎教育科目(全学科)。 交通システム工学科(社会交通工学科)では、「マネジメントコース」の基礎教育科目。 ある程度、化学に関する基礎的な知識をもっていることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 「環境に関わる科学と化学」の解説 基本的な化学の用語や式の解説 |
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第2回 | 地球環境の成り立ち(1) 宇宙の進化と元素の合成 |
第3回 | 地球環境の成り立ち(2) 地球の歴史と生物の進化 |
第4回 | 地球科学の基礎(1) 大気圏/大気の組成と構造 |
第5回 | 地球科学の基礎(2) 大気圏/大気で起こる反応 |
第6回 | 地球科学の基礎(3) 水圏/水の性質/水の循環 |
第7回 | 地球科学の基礎(4) 岩石圏/風化/土壌 |
第8回 | 化石燃料/更新性エネルギー エネルギー科学 |
第9回 | 大気汚染 産業活動による大気汚染/生体への影響 |
第10回 | 酸性雨 定義/発生機構/影響と対策 |
第11回 | 水 水質の基準と評価する指標/水圏の汚染/家庭用水の処理 |
第12回 | 地球温暖化(1) 温室効果/気候変動 |
第13回 | 地球温暖化(2) 予測のスキームとモデル |
第14回 | 化学物質 オゾン層の破壊/内分泌かく乱物質/リスクの科学 |
第15回 | 平常試験[期末試験]およびその解説 |
その他
教科書 |
御代川貴久夫 『環境科学の基礎 [改訂版]』 培風館 2004年
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参考書 |
講義内で、適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験:70%,レポート:30% とし、GPA制度の基準に従って合否および優劣を総合評価する。 |
質問への対応 | 授業終了後およびオフィスアワーにて、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館1階812室、yoneda@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20 8号館1階812室
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学生への メッセージ |
地球環境は複雑かつ多岐に渡る事象のかたまりです。科学的に理解するに、さらに自然科学の各分野に関する最低限の知識がどうしても必要になります。各人で少しでも埋める努力する姿勢はもちましょう。 |