2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 社会学の基礎 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 宮島 直丈 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | R23F R24A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 日常生活世界の相対化を体験実感する。 私たちが、普段から何気なく、「当然のこと」と考えていることがらや行っている行為を、一度立ち止まってよく考えてみましょう。そうすると、時として「なぜそう思うのか?」「なぜそうするのか?」実はよくわかっていないことに気づくはずです。 |
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授業形態及び 授業方法 |
社会学とは、上記のような疑問から出発し、私たちの日常生活のの様々な側面を解釈、説明 する科学的試みです。ここにまた、社会学が「常識破壊の学問」と呼ばれるゆえんがあります。 私たちの日常生活を、「相対的」に把握する体験的授業に参加しませんか? そのために、「社会学の基礎」では、社会学の専門用語、基礎概念、基礎理論等を平易に解説していきます。 |
履修条件 | 文化教養サブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | シラバスの内容を詳細に確認の上、授業に望むこと。 社会学入門-社会学への招待-社会学という学問について概略的に解説を行う。 |
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第2回 | 社会学とはどのような学問か(2~10回) ①「社会」とはどのようなものか。 ②「社会学」は同じく「社会」を研究する他の学問とどう違うのか。 ③「社会学」の創立 その社会的・時代背景。 ④「社会学」の対象と方法。 学生「社会学って、高校までの社会科みたいなものですか?」 教員「違います。」 学生「経済学、政治学なんかも、<社会>のことを研究していますよね?」 教員「そうです。社会学を含めてそれらは社会科学と呼ばれています。」 学生「でも、その中で社会学が一番イメージしにくいんですが・・・。」 「社会学」というからにはもちろん「社会」を研究する学問です。それでは「社会」とはどのようなものなのでしょうか。「社会」は、まず私たち人間から成り立っています。けれどもまた、人間たちをただ単に集めただけでは「社会」が成立するわけではありません。私たち人間が集まって初めて生まれてくるもの、それも実は「社会」というものの重要な構成要素なのです。 また、私たちは、高校を卒業するまでに、いわゆる「社会科」科目を通じて「社会」について既にある程度勉強済みです。いまさら「社会学」なんて、と思う方もいるでしょう。けれどもそれは、地理、歴史、政治経済と別々に、いわば縦割りに「社会」を勉強しただけで、それらがお互いにどう関係しあい、そこから私たちの日常生活がどのように展開され、「社会」が立ち上がっていくかについては、十分勉強済みとはいえないでしょう。「社会学」とは、いわば総合的視点からの「社会」の勉強です。 |
第3回 | 社会学とはどのような学問か1-1(~4回) 「社会学とは何か」という問いそれ自体をまず最初に考える。「社会学とは何か」、これが社会学のもっとも難しいと問いかけといわれています。それは何故なのかをまず最初に考えてみましょう。 |
第4回 | |
第5回 | 社会学とはどのような学問か2-1(~6回) 社会学は他の学問とどう異なるのか。社会学は社会科学と呼ばれている分野に属する他の学問とどのような違いを持っているのかを考えながら、社会学という学問のイメージを逆照射してみます。 |
第6回 | |
第7回 | 社会学とはどのような学問か2-2(~8回) 社会学の具体的研究対象としての「社会的行為」とは何か。社会学の基礎的な分析概念である「行為」「社会的行為」「社会的相互作用」「社会関係」などについて学びます。 |
第8回 | |
第9回 | 社会学とはどのような学問か1-2(~10回) 再び「社会」とは何か。ここまで学んできたことから、再び、社会学では「社会」をどのようなものとして措定しているか考えてみます。 |
第10回 | |
第11回 | 社会学の基礎概念 「文化」の概念(~12回) 「男らしさ・女らしさ」とは、ヒトの生物学的特徴なのでしょうか?「人は女に生まれない、人は生まれてから女になる」という言葉は、「文化」というものが私たちにとって、また社会にとってどのようなものかをよく表しています。 |
第12回 | |
第13回 | 社会学の基礎理論 現代社会論 -「ゆたかな社会」の存立構造-(~14回) 日本という社会の仕組みや国民の生活・意識は、戦後どのように変化してきたのでしょうか。また、人類社会は現在どのような仕組みの上に「ゆたかな社会」とよばれるものを成立させているのでしょうか? |
第14回 | |
第15回 | 平常試験及びその解説。 |
その他
教科書 |
教科書は使用しない。板書、ノート筆記中心。
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参考書 |
講義時に随時紹介。
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成績評価の方法 及び基準 |
聴講の意欲のある者のみ参加されたい。主に毎回の授業態度、定期試験等にて成績評価。 定期試験時でのノート等の持ち込みは認めない。 |
質問への対応 | 講義時に随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
シラバスを熟読して、他の講義科目等とよく吟味してから履修を選択すること。 |