2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 哲学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石浜 弘道 | 履修期 | 前期 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | R33F R33U S23L |
クラス |
概要
学修到達目標 | 永遠なるものを目指す哲学はそれぞれの時代との対決から生まれやがてその時代の道標とな り、私たちを自己の存在の根源へと誘うものであった。今日の千変万化する時代状況ゆえに自分自身を見失いがちになる中で、その根源にある普遍的なものに思いを寄せることにより自分自身の存在を深く考えることから、私たちのあるべき姿が見えてくると思われる。なお,授業の後半においては言葉の論理についても演習形式で考える。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントと板書を中心とした講義および対話形式でおこなう。 |
履修条件 | 選択 社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目 総合教育科目、両コース共通 |
授業計画
第1回 | 「哲学とは何か」「哲学的な考え方とはどのようなものか」について基本的なスタンスを紹介する。 |
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第2回 | 1、哲学的精神 (1)世界と人生への知的探求――哲学者のきっかけとなった事例をみながら、哲学の出発を学生各自の内面から喚起したい。 |
第3回 | (2)愛知としての哲学ーソクラテスとプラトンを通して愛と知について考える |
第4回 | (3)哲学への動機――アリストテレスとカント 驚異、懐疑、批判、危機意識、自覚、反省批判、これらが哲学の出発であることを学ぶ |
第5回 | 2、科学と哲学 (1)科学史、化学の方法論でもある実証性と合理性についてベーコンとデカルトから考える |
第6回 | (2)かがくの批判的考察ーー科学の特質と限界はどのようなものか。 |
第7回 | (3)科学論(科学哲学) 知識哲学と科学哲学さらに認識論を考察、さらに科学から実践へ |
第8回 | 3、実践と哲学 (1)実践ーなす・つくる(自由と建設における私たちの営み) |
第9回 | (2)限界状況と問題状況ーーヤスパースを通して人生で出会う挫折とその哲学的な対応を考える |
第10回 | (3)道徳哲学ーー善と徳目 プラトン、トマス・アクィナス、カント、ベンサム、ロールズなどの道徳観の批判的比較 |
第11回 | 4、宗教と哲学 シュライエルマッハーによる宗教の弁護とフォイエルバッハ、コント、ニーチェの宗教否定の思想 |
第12回 | 5、哲学の立場 (1)観念論 (2)唯物論(3)存在論 フィヒテ シェリング ヘーゲル、フォイエルバッハ、マルクス、ハイデッガー |
第13回 | 6、論理の世界 その1 議論の流れ、論証の構造、論証の評価 |
第14回 | その2 演繹ー否定、条件構造、推論の技術 |
第15回 | 授業内試験、および授業全体に対する総括と試験解答の解説 |
その他
教科書 |
片山正直、他 『哲学への道』 和広出版 1976年 第一版
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参考書 |
授業中に紹介
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成績評価の方法 及び基準 |
考える力を養うために授業時間内での積極的参加と授業理解と到達度を確認するリアクショ ンペーパー(50%)を行う。さらに全体的な知識の理解度、哲学的な判断力を期末テスト(50%)で確認し、GPA制度の基準に従って合否および優劣の評価を行う。 |
質問への対応 | 即答できない場合はメールで回答 |
研究室又は 連絡先 |
研究室――駿河台校舎333室(主に月) 船橋校舎532室(主に火、水) メールアドレス、HPは授業時に通知 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00
水曜 船橋 12:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
授業を受ける前にそのテキストの部分を読み、内容を自分の問題として考えること。 |