2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 日本語表現法 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 岸 規子 | 履修期 | 前期 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T11A T11N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 毎日の生活で言語表現は必要不可欠である。しかし多忙であることを理由に話すこと、書くことがどこかでおろそかになっていないだろうか。言うまでもなく話し言葉と書き言葉は違う。答案やレポートを話し言葉で書いたとしたら、それは決して正しい文章表現とはいえないだろう。書いた文章をそのまま読み上げてもわかりやすい発表になるとは限らない。本授業を通して、場面に応じた正確、適切な表現ができるようにしたい。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「書く」上での約束事を知ればわかりやすい文章を書くことは可能である。毎時間「書く」作業を行うことで表現力の向上を図っていく。 |
履修条件 | 2/3以上の出席(出席日数が少ない場合はテストを受験しても、採点しない場合がある。)。時間厳守、辞書(電子辞書でもよい)持参のこと。 社会コミュニケーションサブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方、成績評価の方法などを説明する。(人数によっては、初回で履修制限を行う。) |
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第2回 | 敬語の種類と使い分けについて学習する。 悪文の推敲(1) |
第3回 | 日常よく耳にする、間違いやすい敬語を取り上げる。 悪文の推敲(2) |
第4回 | 配慮を示す言葉-忌み言葉、言葉の言い換え、など。 悪文の推敲(3) |
第5回 | 品詞の種類、動詞や形容詞の活用について 悪文の推敲(4) |
第6回 | ら抜き言葉やさ入れ言葉などを取り上げる。 書き出しと結び、段落のつくり方 |
第7回 | 文のねじれと言葉の係り受け、あいまいな文-主語と述語がきちんと対応しているかどうか、文が複数の意味をもつあいまいな文となっていないかどうか、判別していく。 文章の構成法-三段型構成と四段型構成 |
第8回 | 接続表現の役割を正しく理解し、効果的に使えるようにする。 要約文を書く。(1) |
第9回 | 類義語と対義語について 要約文を書く。(2) |
第10回 | 動詞の自他・視点-どこに視点をおくかによって、伝えられる内容が変わってみえることを確認する。 描写を中心とする文章を書く。 |
第11回 | 文体、話し言葉・書き言葉-場面に応じての使い分けのポイントを学習する。 説明文を書く。(1) |
第12回 | コロケーション-慣用的な言葉のつながりについて学習する。 説明文を書く(2) |
第13回 | 仮名遣い・送り仮名-現代仮名遣いと送り仮名の付け方について学習する。 意見文を書く。(1) |
第14回 | 意見文を書く。(2) 全体のまとめを行い、疑問の解消に努める。 |
第15回 | 平常試験及びその解説(人数によっては、定期試験期間内に実施する。) |
その他
教科書 |
名古屋大学日本語研究会GK7 『スキルアップ! 日本語力-大学生のための日本語練習帳-』 東京書籍 2009年
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参考書 |
随時、参考資料のプリントを配布する
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成績評価の方法 及び基準 |
・授業時の提出物と試験の総合評価、 提出物(50%)+試験(50%) ・課題をやらず、白紙で提出した場合は欠席と同じ扱いとなるので注意すること。 |
質問への対応 | 講義時に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎1号館講師室 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:00 1号館講師室
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学生への メッセージ |
書く前から苦手意識をもたないで下さい。表現することで、自分の考えが明確になっていくのだといえます。どれ程すばらしい考えを持っていたとしても言語化しなければそれは存在しないのと同じです。 |