2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 応用経済学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 高橋 宏幸 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T11U T12Y |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本講義では、「市場」をめぐる様々な思想・考え方について学習していきます。「市場」の 特性や役割、重要性を学ぶことはもとより、「市場」を捉えるうえでその背後にある様々な思想・考え方を歴史的観点から学ぶことで、私たちが現代社会において「市場」をどのように活用し、よりよい経済社会を構築していくことができるのかを考えていきます。講義全体を通じて、「市場」をキーワードとして、現代の市場経済社会を読み解く力を養うことを目標とします。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本講義は、基本的には板書とその解説を中心に進めます。受講者は、毎回授業に出席ししっ かりとノートをとることが重要です。 |
履修条件 | 選択 環境ライフサブメジャー・コース設置科目 教養教育科目 |
授業計画
第1回 | 本講義の概要 本講義全体の内容や流れを概説しながら、市場をキーワードに経済社会を捉えるとはどういうことかを解説する。成績評価等についての説明も行う。 |
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第2回 | 市場と現代社会① 身近な例をとり市場と経済社会のつながりについて考える |
第3回 | 市場と現代社会② 市場経済の捉え方について。市場経済は歴史的観点からどう捉えることができるか |
第4回 | 市場思想の成立① 市場はどのようにして形成・成立するのか ― アダム・スミスの学説と思想(1) ― |
第5回 | 市場思想の成立② 市場をうまく機能させるにはどうすればよいのか ― アダム・スミスの学説と思想(2) ― |
第6回 | 市場思想への批判① 市場社会における労働・労働問題について考える |
第7回 | 市場思想への批判② 資本主義社会はどこへ向かうのか ― 市場経済と計画経済 ― |
第8回 | 市場思想の継承と徹底 市場は万能なのか ― 市場主義の考え方について ― |
第9回 | 市場主義への批判① 市場は私たちの生活においてどこまで適用することができるか |
第10回 | 市場主義への批判② 市場はうまく働いていないのか―資本主義経済社会を襲う不況― |
第11回 | 市場主義への批判③ 市場は完全なのか―J・M・ケインズの学説と思想― |
第12回 | 制度としての市場① 市場を「制度」として捉えるとはどういうことか ― T・ヴェブレンの思想と制度概念 ― |
第13回 | 制度としての市場② T・ヴェブレン経済学とその消費理論について |
第14回 | 市場思想と現代社会 市場をどううまく活用するか ― 現代の市場社会を改めて考えてみる ― |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
使用しません。
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参考書 |
適宜、授業中に紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績は、平常試験100%で評価します。なお試験への参考書、ノート等の持ち込みは一切不可とします。 |
質問への対応 | 授業中の指示した時間とします。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示します。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
「経済学の基礎」を受講していることが望ましいですが前提とはしません。小テストや課題等はありませんが、講義に毎回しっかりと出席をし、熱心に学ぶ姿勢をもったやる気のある受講生を望みます。 |