2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 微分積分学Ⅰ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 安部 公輔 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T15C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 理工系の学修で必須知識とされる微分積分学について,その概念の理解と基本的計算力の習得を目標とする.工学などへの応用についても適宜解説し,現象と結び付いた理解を得ることを理想とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
一般的な講義形式で行う. |
履修条件 | 特にないが,微分積分学・線形代数学を除く高校数学の学習経験はあるものとする. |
授業計画
第1回 | イントロダクション --- 微分積分学で扱う内容を俯瞰するとともに,必要とされる予備知識を復習・確認する. |
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第2回 | 指数関数・対数関数 --- 定義と基本的な計算規則について確認する. |
第3回 | 三角関数 --- 弧度法や三角関数の定義,加法定理などについて確認する.オイラーの公式などにも触れる. |
第4回 | 関数の極限 --- 極限値,関数の連続性などについて解説する.極限値の計算を通して,基本的な計算技法も身に付ける. |
第5回 | 微分法(1) --- 導関数の定義とその意味を解説する.整式の微分,積・商の微分,合成関数の微分などを学ぶ. |
第6回 | 微分法(2) --- 指数・対数関数の導関数を導出する.ネイピア数の定義やその重要性についても理解する. |
第7回 | 微分法(3) --- 三角関数の導関数を導出する.弧度法を用いる理由についても理解する. |
第8回 | 微分法(4) --- これまでに学んだ微分計算についての整理と補足を行う. |
第9回 | 微分法(5) --- 高次導関数を導入する.テイラー展開にも触れ,関連して接線の方程式などについても考察する. |
第10回 | 極値 --- 極値の定義と意味,導出方法を学ぶ.テイラー展開に基づく直感的理解を目指す. |
第11回 | 増減表 --- 関数の凹凸や変曲点を含めた増減表の作成や,それに基づくグラフの描画について学ぶ. |
第12回 | 積分法(1) --- 積分の定義について解説する.基本となる関数の不定積分,部分積分を習得する. |
第13回 | 積分法(2) --- 置換積分について,形式的な計算手順を習得する.物理的な意味付けについても解説する. |
第14回 | 総括(1) --- これまでの内容を俯瞰し整理することで,総合的な理解を得る. |
第15回 | 総括(2) --- 平常試験とその解説,今後の学修に向けた指導などを行う. |
その他
教科書 |
矢野健太郎,石原繁 『微分積分(改訂版)』 裳華房
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参考書 |
『計算力をつける微分積分』 神永正博・藤田育嗣 著 内田老鶴圃
『ドリルと演習シリーズ 基礎数学』 電気書院
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成績評価の方法 及び基準 |
原則として,平常試験の成績で評価する. |
質問への対応 | メールでの問い合わせなど随時対応するが,確実なのは講義中および講義後である. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎8号館849A k-abe(((((AT^MARK)))))penta.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:20 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
真剣に取り組むことを期待する. |