数学演習Ⅰ (T25B)

学修到達目標	理工学で必要な数学の基本を，演習を通じて習得する．特に，微分積分学 I, 線形代数学 I の学習に必要な計算力を身につける．
授業形態及び授業方法	主に演習とその解説を行う.
履修条件	微分積分学 I, 線形代数学 I を受講していることが望ましい．

第1回	導入（記号の説明、数式の書き方などの復習と確認）
第2回	式の変形その１（指数法則、因数分解, 因数定理, 代数方程式などの復習と演習）
第3回	式の変形その２（整式の割り算、有利関数の部分分数分解）
第4回	ベクトルの性質（ベクトルの演算、成分表示、１次結合、１次独立などの確認演習）
第5回	ベクトルの内積、ベクトルの方向分解（ベクトルの表示の確認と演習）
第6回	行列その１（行列とベクトルの積、行列同士の積の確認）
第7回	三角函数その１（弧度法の確認、弧の長さ、正弦函数・余弦函数などの定義の確認）
第8回	三角函数その２（加法定理, 三角関数の和・積の公式、三角函数の合成などの公式の確認）
第9回	三角関数その３（三角関数を使った極座標の定義，逆三角関数の確認）
第10回	初等函数（指数函数, 対数函数の基本性質の確認と練習）
第11回	微分法その１（函数の極限，及び，微分の定義と合成関数の微分など基本性質の確認）
第12回	微分法その２（種々の関数の微分計算と函数の増減）
第13回	積分その１（不定積分の定義と基本性質）
第14回	理解度確認（復習と総合演習）
第15回	理解度確認（平常試験とその解説）

教科書	山崎丈明『「例題と演習で学ぶ」微分積分学』学術図書出版２０１４年第１版高遠節夫『新　線形代数　問題集』大日本出版２０１３年第１版
参考書	微分積分学 I, 線形代数学 I の教科書を参考書とする.　必要に応じてプリントを配布する．
成績評価の方法及び基準	出席および授業内での演習にて判断する．
質問への対応	講義後に質問は受ける。講義中でも疑問があれば積極的に質問すること。
研究室又は連絡先	授業時に指示する。
オフィスアワー
学生へのメッセージ	演習科目につき４回以上の欠席は認めない．

2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎