2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 現代物理学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 粟生田 健一 | 履修期 | 前期 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T44B T44G |
クラス |
概要
学修到達目標 | 量子力学が誕生 ( Heisenberg, Born-Jordan の行列力学より ) して今年で90年. この量子力学は現代の科学技術の基礎をなすものであり,また,古典物理学では世界の終焉を宣告された我々人間 ( 実際は原子 ) の存在をも保証する理論でもある. 本年度前期は, ”粒子” でもあり ”波” でもある電子 ( electron ) の基礎方程式である Schro"dinger 方程式を中心に 「量子力学」 を理解する. << 後期は前期とは違う内容を講義する ( 内容は未定,または G-Physics 6th 版 )>> |
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授業形態及び 授業方法 |
板書(ギガ書く)を中心とした講義形式. 通常の3倍のスピードで板書する(?) |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 0.はじめに 0-1.単位と次元 0-2.有効数字 0-3.SEKAI NO OWARI |
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第2回 | 1.量子力学の誕生 1-1.プランクの量子仮説 1-2.アインシュタインの光量子仮説 |
第3回 | 1-3.前期量子論 1-4.物質波 |
第4回 | 2.量子力学の一般原理 2-1.量子論の考え方 2-2.ハイゼンベルクの不確定性原理 |
第5回 | 2-3.波動関数の意味 2-4.シュレーディンガー方程式 |
第6回 | 2-5.古典力学との対応 2-6.弦の振動 |
第7回 | 2-7.シュレーディンガーの定常波 |
第8回 | 3.定常状態の波動関数 3-1.箱の中の自由粒子 (I) 3-2.箱の中の自由粒子 (II) |
第9回 | 3-3.縮退と直交性 3-4.調和振動子 |
第10回 | 3-5.水素原子 |
第11回 | 4.固有値と期待値 4-1.物理量の固有値 4-2.物理量の期待値 |
第12回 | 4-3.運動量の固有関数と不確定性原理 4-4.位相速度と郡速度 |
第13回 | 4-5.崩れる波束と崩れない波束 |
第14回 | 現代物理学の理解度・到達度確認期間 (I) |
第15回 | 現代物理学の理解度・到達度確認期間 (II) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
仲 滋文 『シュレーディンガー方程式―量子力学のよりよい理解のために』 SGC Books P3 サイエンス社 2007年 第1版
阿部 龍蔵 『量子力学入門』 物理テキストシリーズ 6 岩波書店 1987年 第1版
『量子力学』と書かれてる書籍であれば,何でもいいと思います.
ただし,当り・ハズレがあるので要注意!!
自分に適した参考書を見つけ,読破する.
「読書百遍,義,自ずから見(あらわ)る」
<< 後期の参考書は別 (存在しない( かも )) >>
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成績評価の方法 及び基準 |
前期試験,レポート2回 <<後期試験,レポート2回>> |
質問への対応 | 講義終了後5分 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
講義には,必ず出席すること! そして,超気合でノートを取る!! ( 「付いて来れるかな?」 ) すると,物理が面白くなるかもしれ・・? また,「努力は必ず報われ」 ます! |