2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)物理学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 矢野 一雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X35C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 理系の教員としては、物理学を”公式”としてではなく、”自分の”感覚として理解しておくこと(その気になっている)は、本人にとっても生徒にとっても極めて重要である。現象を自分の感覚で捉え、考えることで、公式なるものは自然に導き出せるものであり、そうすることにより多くの生徒に物理(理科)を楽しく学びとることを可能にできる。先生になろうと志す人が、先ずは物理を好きになること(下手の横好きであっても)が、この授業の最大の目標である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形式を主に、自ら主体的に考えてもらうために、折々にレポートを自分の言葉で書いてもらう。現象を理解し、それを言葉で表現し、更には簡単な式で表現してみることで、公式は導出でき、その意味が更に深く理解できる。 |
履修条件 | 高校の微分・積分を公式としてではなく、自分で導出できることが望ましいが、授業で習得します。(苦手意識を払拭して、前向きに、主体的に自らも考え、感じることが期待され求められる)。 |
授業計画
第1回 | (高校の)微分・積分。(物理を理解する上で必要な、数学)。 |
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第2回 | (高校の)微分・積分。(物理を理解する上で必要な、数学)。 |
第3回 | (高校の)微分・積分、そして、微分方程式。(物理を理解する上で必要な、数学)。 |
第4回 | 力学で重要な事(その1)。 |
第5回 | 力学で重要な事(その2)。 |
第6回 | 熱力学で重要な事(その1)。 |
第7回 | 熱力学で重要な事(その2)。 |
第8回 | 電磁気学で重要な事(その1)。 |
第9回 | 電磁気学で重要な事(その2)。 |
第10回 | 量子力学は不思議で魅力的!? |
第11回 | 量子力学で微視的な世界がどの程度見えるか?(その1) |
第12回 | 量子力学で微視的な世界がどの程度見えるか?(その2) |
第13回 | 物質の性質=>物性(その1) |
第14回 | 物質の性質=>物性(その2) |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
『ガイダンスの時に、指定します。』
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業への参加度(レポート)(20%) + 平常試験 (80%) |
質問への対応 | 授業の前後、及び 研究室 等。 |
研究室又は 連絡先 |
(船) 133号室。 TEL & FAX : 047-469-5640 e-mail: kyano@phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 15:00
水曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
先生が苦手意識をもっていると、生徒に伝染します。スラスラと問題を解けるだけが理科(物理)が得意、好きだということではありません。分かりたい、理解したい、という気持ちが先ずは(一番)重要です。自分の頭で考えれば分かるという実感、喜びを定着させて下さい。 |