2015年 理工学部 シラバス - 学芸員課程
設置情報
科目名 | 学)博物館資料論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 伊豆原 月絵 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X35D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 博物館資料の定義をふまえ、博物館資料に関する理論と資料の保存についての知識を習得し、取り扱い方法についての基礎知識を理解する。博物館では、第一次資料の収集、整理と保管を行い、それらを公開するために必要な第2次資料に関する基礎的能力を養うことを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義および体験 講義は、保存修復やさまざまな資料について、dvdなどの視聴覚教材を用いて行う。また、実際に資料の扱いの心得や意義を理解するために「もの」に触れ、資料の整理・保存について理解を促します。 |
履修条件 | 博物館、美術館などで、本物をしっかり見て、資料をどのように活かせるか、実際に取り扱うプロになったつもりで、考えてください。 |
授業計画
第1回 | 博物館資料論について-博物館資料の概念とその歴史的変遷について- |
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第2回 | 博物館の調査研究の意義と方法Ⅰ-資料の種類と資料の保存に関する調査研究の事例- |
第3回 | 博物館の調査研究の意義と方法Ⅱ-資料の保存に関する調査研究の事例- |
第4回 | 博物館資料の修理・修復について -装束・西洋衣裳の事例- |
第5回 | 博物館資料の修理・修復について -遺跡建築の事例- |
第6回 | 博物館資料の見方と取り扱い方法の体験 -美術品の染織・紙類について- |
第7回 | 博物館資料の資料化とその過程 -アーカイブの現状について- |
第8回 | 博物館資料の収集理念と収集方策について |
第9回 | 博物館資料の受入・登録について |
第10回 | 博物館資料の整理・保管について |
第11回 | 一次資料の種類 :普通資料・乾燥標本・剥製標本・さく葉標本、樹脂含浸標本・液浸標本・埋没標本についての解説 |
第12回 | 博物館資料のアーカイブの活用方法について |
第13回 | 博物館資料の公開理念と活用方策について |
第14回 | 博物館の調査研究の成果とその評価について |
第15回 | レポート課題のディスカッションと授業の解説 |
その他
教科書 |
授業中に、適宜プリントを配布し、参考図書も紹介します。
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参考書 |
適宜紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(60%)、授業内小レポート(40%)で採点する。 授業内レポートは、その日の授業課題の問題点や気づきについて書いていただきます。 |
質問への対応 | 授業中や前後に時間をとります。 |
研究室又は 連絡先 |
初回授業で、お知らせいたします。伊豆原 月絵 件名に、学科・学年・氏名 用件を必ず記載してください。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 15:30 ~ 16:30 1号館教員室
水曜 船橋 15:30 ~ 16:30 5号館研究室
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学生への メッセージ |
博物館は、知の宝庫でもあり、楽しいところです。博物館にとって資料は、とても重要です。それらをどのように扱い、収集し、整理・保存し、社会に役立てることができるのかを、美しい資料の図像資料や実物を見ながら、一緒に考え提案していきましょう。 |