2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)生物学概論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 浅田 泰男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X36B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 最新の生物学やこれに関連したトピックス、知見をできるだけとりこみつつ、高校での生物学教育に必要な内容を盛り込む。細胞、生体物質、物質・エネルギー代謝、遺伝、発生・分化、動物の恒常性、環境問題などについて基礎的知識を収得させることを目指す。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
プリント配布と、板書を中心とした講義形式で行う。ビデオ動画を用いることもある。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | 生命とは何か。現代生物学の特徴。 |
---|---|
第2回 | 細胞:生命の機能単位 ・原核細胞と真核細胞、分類体系との関係、細胞内小器官の構造と機能,細胞と生命の進化 |
第3回 | 生体物質 ・水、アミノ酸、糖類、脂質、ビタミンなどの化学構造と機能 |
第4回 | 生体物質 ・核酸、蛋白質、酵素の実態とその機能 |
第5回 | 物質・エネルギー代謝その1 ・序論および発酵 |
第6回 | 物質・エネルギー代謝その2 ・好気呼吸 |
第7回 | 物質・エネルギー代謝その3 ・光合成 |
第8回 | 遺伝子のはたらき ・物質としての遺伝子、DNAと染色体、複製と発現 |
第9回 | メンデルの法則 ・メンデルの3法則、ゲノムからみたメンデルの法則 |
第10回 | 発生と分化 ・生殖、発生、分化 |
第11回 | 動物の恒常性 ・概論、および神経系と内分泌系 |
第12回 | 植物 ・花や植物体の構造と機能 |
第13回 | 人と環境 ・地球温暖化やオゾンホールなど |
第14回 | 理解度確認期間(まとめ) |
第15回 | 理解度確認の実施 |
その他
教科書 | |
---|---|
参考書 |
秋久俊博、長田洋子 『生体分子化学』 共立出版 2008年 第2版
岩槻 邦男、石川 統 『基礎生物学』 放送大学教材 2003年
石川 統 『生物学入門』 東京化学同人
『高校の新生物教科書』 例えば、東京書籍「Biology」
高校の生物教科書以外、大学の生物学の入門書レベルしとして妥当なものと考えるが、初習者にはやや高度である。高校の生物学教科書は内容が高度になった。参考書としても役立つと思う。
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業時間内の小テスト(複数回)(小計で約20%)と期末(理解度確認期間中60%)および平常点(約20%)によって総合的に成績評価を行う予定である。授業態度も考慮する。 |
質問への対応 | 主に授業時間に対応したいが、メールなどによっても適宜受け入れる。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館823室 Tel/Fax 047-469-5306 E-mail: asada@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 15:00 ~ 17:00
|
学生への メッセージ |
生物学は、物質的な基礎および細胞の機能のようなミクロのレベルから個体の機能さらには生態のレベルまで、広範囲な視点を含む。化学や生物の基盤のあまりない受講生にも留意するつもりであるが、時間も限られている初歩的な知識は各自、整理しておいてほしい。 |