2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)発達と学習 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊藤 令枝 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y15A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 講義では、乳幼児期から青年期にかけての人間の発達メカニズムや、人間の行動を理解するための学習理論などを取り上げる。学校教育にかかわる基礎的な理論を習得し、人間は社会との関わりの中で発達することを理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式。 必要に応じて資料を配布する。 |
履修条件 | 教養教育科目で心理学に関する科目を受講済みであることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 教育心理学へのアプローチ -履修するうえでの心構え、「発達」と「学習」の概念とその理解 |
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第2回 | 教育心理学研究 -教育心理学の成立と展開、人間の発達における遺伝要因と環境要因 |
第3回 | 発達の理論 -遺伝と環境との輻輳と相互作用、成熟優位説と学習優位説、発達段階と発達課題 |
第4回 | 発達の諸側面(1) -発達の原理、身体と運動機能の発達、言語機能の獲得と発達 |
第5回 | 発達の諸側面(2) -知覚・認知の発達、ピアジェの認知発達理論、愛着の形成と社会性、「心の理論」 |
第6回 | 発達の諸側面(3) -青年の身体と情緒、青年期のアイデンティティ確立とモラトリアム、対人関係の構築 |
第7回 | 学習理論 -古典的条件づけとオペラント条件づけ、潜在的学習、観察学習、学習性無力感 |
第8回 | 学習への動機づけ -動機づけ理論と学習に対する意識、試行錯誤と洞察、教室での学習支援 |
第9回 | 授業課程と学習 -学習指導法、プログラム学習や発見学習などの方法論、指導形態とグループ学習 |
第10回 | 教育評価 -教育評価とその信頼性、学力評価の時期と方法、絶対評価と相対評価、ピグマリオン効果 |
第11回 | 個性と教育 -知能の理解と知能検査、パーソナリティの理解とその方法 |
第12回 | 学級 -学習集団のもつ性質とその理解、学級集団を理解する方法、教師の役割とリーダーシップ |
第13回 | 障害児理解と教育(1) -「疾病」と「障害」の違い、障害による行動や社会生活への影響 |
第14回 | 障害児理解と教育(2) -特別支援教育、視覚障害、聴覚障害、言語障害 |
第15回 | 障害児理解と教育(3) -知的障害、肢体不自由、病弱・虚弱、発達障害 |
その他
教科書 |
藤田主一・齋藤雅英・宇部弘子(編著) 『新 発達と教育の心理学』 福村出版 2013年
和田万紀(編) 『教育心理学』 Next教科書シリーズ 弘文堂 2014年
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参考書 |
ヨシタケシンスケ(絵・文) 『ぼくのニセモノをつくるには』 ブロンズ新社 2014年
その他、授業中に適宜紹介する
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート等の平常点(約40%)と定期試験(約60%)による |
質問への対応 | 授業前後、オフィスアワー等に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎332A室、船橋校舎542B室 メールや電話等による問い合わせは一切不可 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 14:00 ~ 16:00
火曜 船橋 15:00 ~ 19:00 (但し5限を除く)
水曜 船橋 15:00 ~ 19:00 (但し5限を除く)
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学生への メッセージ |
ただ単に授業を聞いてノートをとるだけではなく、自分自身の発達過程や経験を顧みながら、自分と真摯に向き合い、また、人間について理解を深めてほしい。 |