2015年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)教育カウンセリング論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 6年 |
担当者 | 水口 進 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y62C |
クラス |
概要
学修到達目標 | カウンセリングについての代表的な理論を学び、それをどのようにして教育に活かすことが できるのかを理解する。その中でカウンセリンと生徒指導の違いについても認識してもらう。心理アセスメントは子どもを理解するために必要不可欠であるが、子どもを取り巻く環境のアセスメントもまた子どもの理解には大事なことになる。具体的な事例をあげて、アセスメント方法や教育カウンセリングの実践方法、専門機関との連携方法などについて学んでもらう。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主に講義形式で行う。必要に応じて資料を配布する。 |
履修条件 | 「発達と学習」を受講済みであることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 学校現場におけるカウンセリング この科目のねらい、受講するにあたっての心がまえなどについて概説する。 |
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第2回 | カウンセリングの基礎理論 ロジャーズをはじめとするカウンセリングの代表的な理論について概説する。 |
第3回 | 教育カウンセリングの特徴 教育カウンセリングと医療カウンセリングの違いについて概説しながら、前者の特徴を明らかにする。 |
第4回 | 教育カウンセリングと生徒指導 指導とカウンセリングの違いについて概説する。 |
第5回 | 心理・環境アセスメント 生徒理解に役立つ数種類の心理テストを紹介する。環境アセスメントの方法について概説する。 |
第6回 | 教育カウンセリングの実践(不登校) 不登校児が描いた絵を紹介し、その児童への対応方法及びその結果について概説する。 |
第7回 | 教育カウンセリングの実践(いじめ) いじめ事例について紹介し、考えられる対応法について受講者とともに話し合う。 |
第8回 | 教育カウンセリングの実践(非行) 万引き、暴行などの非行事例について紹介し、衝動性のコントロールやアサーション能力などについて概説する。 |
第9回 | 教育カウンセリングの実践(児童虐待) 虐待の種類について、事例をまじえて紹介する。虐待の早期発見法について学ぶ。 |
第10回 | 教育カウンセリングの実践(自傷行為) リストカットなどの自傷行為を行っている事例を紹介する。境界例人格障害、愛着障害などについても学ぶ。 |
第11回 | 教育カウンセリングの実践(注意欠陥多動性障害) ADHDの事例を紹介する。主症状及びそれへの対応方法について学ぶ。 |
第12回 | 教育カウンセリングの実践(自閉症スペクトル障害) 自閉症スペクトル障害の事例を紹介する。主症状及びそれへの対応方法について学ぶ。 |
第13回 | 教育カウンセリングの実践(学習障害) 学習障害の事例を紹介する。主症状及びそれへの対応について学ぶ。 |
第14回 | 教育カウンセリングの実践 構成的エンカウンターグループについて学ぶ。 |
第15回 | 専門機関との連携 医療機関、教育相談機関との連携方法について、事例をとおして、概説する。 |
その他
教科書 | |
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
受講態度(20%)、授業へのreaction paper(20%)、提出されたレポート(60%)で成績を評価する。 |
質問への対応 | 授業終了後に、教室で質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |