2015年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 建築材料Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大塚 秀三 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C12L |
クラス |
概要
学修到達目標 | 建築物の骨組みとなり。建築物を安全に支える目的で使用する構造材料(木材、コンクリート、鉄鋼材料)の各種性質について学習する。このことにより、建築物を設計・施工するために必要な構造材料の性質を理解できるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書及び配布資料に基づき説明するとともに必要に応じてビデオの映写を行い、授業で講義した内容についての演習問題を毎週実施する。 |
履修条件 | 選択 建築材料Ⅱと併せて履修することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 授業概要の説明:授業の主旨と学習目標の確認および建築構造材料についての概略説明 |
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第2回 | 木材(1):木材の種類、組織、製材、密度、強度などの性質について説明する。 |
第3回 | 木材(2)木材の劣化(腐朽、虫害、風化、燃焼)及び集成材について説明する。 |
第4回 | 鉄鋼材料(1):高炉法および電炉法による鉄鋼材料の製造方法について説明する。 |
第5回 | 鉄鋼材料(2):各種鉄鋼製品及び各種特殊鋼材について説明する。 |
第6回 | コンクリート(1):コンクリートの構成及び特徴、各種セメントの特性と使用上留意すべき点について説明する。 |
第7回 | コンクリート(2):各種混和材料の性質及び各種混和材料がコンクリートの品質向上に果たす役割について説明する。 |
第8回 | 中間理解度確認試験と解説:木材、鋼材およびコンクリートの材料特性 |
第9回 | コンクリート(3):各種骨材の性質及び産業廃棄物等の骨材への利用の現状を説明する。 |
第10回 | コンクリート(4):フレッシュコンクリートの性質について説明する。 |
第11回 | コンクリート(5):硬化コンクリートの力学的性質及びコンクリートを構成する使用材料の割合(調合)を決める方法について説明する。 |
第12回 | コンクリート(6):硬化コンクリートの耐久性(中性化、凍害、塩害、アルカリ骨材反応など)について説明するとともに環境問題との関連についても述べる。 |
第13回 | コンクリート(7):レディーミクストコンクリートに要求される品質及び製造方法について説明する。 |
第14回 | コンクリート(8):各種コンクリート製品の現状を説明する。 |
第15回 | 理解度確認試験と解説:木材、鋼材およびコンクリートの材料特性その2 |
その他
教科書 |
中田善久、大塚秀三、斉藤丈士 『ポイントで学ぶ鉄筋コンクリート工事の基本と施工管理』 井上書院 2015年 第1版
本体価格:2,700円,ISBN:978-4-7530-0589-5
教科書に沿って授業を展開するので必ず購入のこと。
教科書に記載のない内容については、適宜資料を配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
出席状況(20%)、中間理解度確認試験(20%)及び理解度確認試験(60%)により評価する。授業出席が総授業時間数の5分の3に満たない場合は、履修放棄として取り扱い、学業成績の査定を行わない。 |
質問への対応 | 授業中に指示する。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
建築物の骨組みを造る材料という観点で、細かいことにとらわれず木材、鉄鋼材料及びコンクリートの特徴を理解して下さい。 |