2015年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 建築構法の基礎 | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大沢 悟郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1・2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C21B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 建築について初めて専門教育を受けようとする者に、建築全般の初歩的知識を修得してもらう科目である。 建築全般を知ってもらうために、建築物の概要を構法という視点から考え、いろいろな構造構法や仕上げの方法などを通して、初歩としての建築物の基礎的概念を理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
建築全般について幅広く学び、今後の専門教育への橋渡しとなるような興味をもてる内容で学習する。簡易な模型やパワーポイントによるスライドを活用して、ビジュアルな授業形態とする。 |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | 授業概要の説明 :授業の主旨と学習目標の確認および建築の概念についての概略説明 |
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第2回 | 建物の構成、建物の分類および建物の機能 :建築構法からうまれる建物の形 |
第3回 | 構造材料の特徴 :地域と材料、材料の概要と構造形式 |
第4回 | 建築物への荷重・外力 :建物にはたらく力と材料別の力学的特徴 |
第5回 | 在来軸組構法(構造原理) :木を学ぶ |
第6回 | 在来軸組構法(接合部) :木材の接合方法の歴史と接合法 |
第7回 | 在来軸組構法(施工方法) :在来軸組構造の工法 |
第8回 | ツーバイフォー構法とその他の木質構法 :構造の概要と材料、工法 |
第9回 | 鉄骨構造の概要と工法 :構造の概要と材料、工法 |
第10回 | 鉄筋コンクリート構造の概要 :構造の概要と材料 |
第11回 | 鉄筋コンクリート構造の工法 :構造の工法 |
第12回 | 特殊構造(壁式構造、PCコンクリート構造、シェル構造および折板構造)の概要 :各構造の概要と工法 |
第13回 | 仕上げの工法 :建築内部と外部の仕上げ材料と工法 |
第14回 | 理解度確認テスト及びその解説 |
第15回 | これからの建築構法 |
その他
教科書 |
鈴木秀三編、岩下陽市 他著 『図解・建築の構造と構法』 井上書院 2005年 第1版
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参考書 |
山本学治 『素材と造形の歴史』 鹿島出版会 1966年
B・ルドフスキー 渡辺武信訳 『建築家なしの建築』 鹿島出版会 1984年
小原二郎 『木の文化をさぐる』 日本放送出版会 2003年
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認テスト、レポート:出席等による総合評価(60%:40%) |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
建築をはじめに動物の巣づくりからお話します。興味深い内容になるようなスライドなどをたくさん用意します。また建築をつくるための実際の材料などを手にとって見てもらおうと考えています。 |