2015年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 建築環境の基礎 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 吉野・羽入・星 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C23A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本講座は,地球環境時代における生活科学・福祉住環境など、環境工学や設備系科目への足 がかりとして基礎的事項を網羅する内容になっています。建築環境工学の視点からできるだけ平易な表現で解説すると共に,医療・福祉・建築の幅広い知識をもつ専門家を養成する福祉住環境概論ともリンクしている。地球環境をはじめ、住居の温熱・空気・水・音・光といった物理環境をできるだけ平易に分かりやすく講義する工夫をこらし、熱画像やビデオ等、視覚的な表現を工夫し、暮らしにフィードバックする講義を心がけている。さらに,省エネルギー,省資源で,地球環境にやさしい暮らしを共に考えてみたい。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
「講義形式・演習・体験学習的要素」を主体とする。地球環境時代における住環境教育という視点も踏まえ、生活実感として体得できるような授業体制を検討している。 |
履修条件 | 専門教育科目(選択) 建築は常に社会と共にあります。住まいや生活環境をとりまく地球環境を考慮せざるをえない時代背景があります。諸現象に興味をもち、地球環境時代にふさわしい持続発展可能な、自ら工夫した住まい方を実践しましょう。 |
授業計画
第1回 | 序論「建築環境の基礎」総論 |
---|---|
第2回 | 地球環境と建築環境/サステイナブルな社会/研究紹介 |
第3回 | ユニヴァーサルデザインを目指して(老人擬似体験)/環境家計簿をつける |
第4回 | 温熱環境:その1 省エネ緑化とグリーンアーキテクチャー/熱画像による緑の環境調整効果 |
第5回 | 温熱環境:その2 日本と世界の伝統民居/温熱環境アセスメント |
第6回 | 温熱環境:その3 暖かい住まい・涼しい住まいの工夫/日射遮蔽/結露防止対策 |
第7回 | 空気環境:その1 室内気候と快適性/住まいの通風・換気/住まいの環境を計る1 |
第8回 | 空気環境:その2 室内気候と快適性/空気汚染と換気/住まいの環境を計る2 |
第9回 | 空気環境:その3 暮らしの中の工学/住まいの塗料とアレルギー対策 |
第10回 | 音環境:その1 音の基本、デシベル尺度、騒音レベル |
第11回 | 音環境:その2 室内音響、吸音、遮音(うるさい音を防ぐ工夫) |
第12回 | 音環境:その3 こう活かす音響最先端技術 |
第13回 | 光環境:その1/日照・日射/照度、輝度/住まいの明るさ |
第14回 | 光環境:その2/照明、昼光利用/光・色のデザイン |
第15回 | 光環境:その3/昼光率計算 |
その他
教科書 |
講義の都度、資料を配付する。
|
---|---|
参考書 |
日本建築学会編 『環境工学用教材「学校の中の地球」 』 技報堂出版 2007年 第1版
|
成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認テスト80%,演習及びレポート20% |
質問への対応 | 吉野オフィスアワー:木曜日・12:15~13:15・船橋校舎5号館545A室 羽入オフィスアワー:月曜日・12:15~13:15・船橋校舎6号館622A室 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎:545A室(Tel:047-469-5479) 船橋校舎:622A室(Tel:047-469-5263) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 羽入オフィスアワー
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 吉野オフィスアワー
|
学生への メッセージ |
地球環境時代における住環境教育全般を扱うため、環境工学の知識は勿論、地球環境全般に わたり、観察眼を養い、医療福祉工学的見地からも現場に意見を反映できる建築家・エンジニア・環境行政官等を目指してほしい。 |