2015年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 色彩計画 | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 島森 功 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C23L |
クラス |
概要
学修到達目標 | 身の回りの色彩に関する知識を習得し、様々な知覚現象や配色について理解できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義教室での講義(プロジェクタによる)が中心。CG動画を用いた説明も多用。実験装置による実験実演もある。 教科書の指定はない。 毎回、資料を印刷配布する。色彩検定およびカラーコーディネータ検定の練習問題配布。 |
履修条件 | 中学卒業程度の物理、数学、世界史(美術)が理解できていることが望ましい。 文科省色彩検定・カラーコーディネーター検定の資格取得を考えている場合は新配色カード199a(日本色研事業)を用意して受講することを推奨。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス |
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第2回 | 光 (スペクトル・反射・屈折・散乱・回折等の現象 波長と色 標準光源など 太陽光を分光装置で観察) |
第3回 | 知覚 (残像・主観色・色とイメージ・色がもたらす効果 ベンハム独楽の実験) |
第4回 | 混色 (加法混色・減法混色・併置混色・回転混色・印刷物の拡大観察・LED加法混色の実験) |
第5回 | 表色系 (オストワルト・マンセル・DIN・NCS・PCCS・CIE-Yxy・Lab) |
第6回 | 測色 (視感測色・分光測色・XYZ関数・RGB関数など) |
第7回 | 色名 (標準色名・慣用色名・和色名・洋色名・色名のなりたち) |
第8回 | 配色 (色の組み合わせによる効果) |
第9回 | 顔料と染料(植物性染料/顔料・動物性染料/顔料・鉱物性染料/顔料・化学染料) |
第10回 | 調和論 (ゲーテの調和論・マンセルの調和論・イッテンの調和論・ムーン&スペンサーの調和論・オストワルトの調和論ほか) |
第11回 | 美術様式・美術史と色彩(古代美術から現代美術に至る様々な美術様式の中で色彩が果たした役割など) |
第12回 | 流行色(流行色の決められ方・流行色の変遷・調和論と流行色ほか) |
第13回 | 色彩計画とユニバーサルデザイン (色の決め方・志向調査の方法・弱者の立場にたった配色、認識しやすい配色を考える) |
第14回 | カラーマネージメント (PCやデジカメ等デジタル機器で色を扱う注意点と色合わせの方法) |
第15回 | 課題発表と講評 (レポート課題の発表会とその講評) |
その他
教科書 | |
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
レポートの内容で評価 (出席状況等も配慮) |
質問への対応 | メールアドレス GHC03367@nifty.ne.jp |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
「近代色彩学の祖」は物理学者のニュートンということもあり、数式がしばしば登場する色彩学は敬遠されがちですが、この授業では色を「体験」できる実験観察を取り入れたり、CG動画を使った判り易い解説を試みたいと考えています。 |