2015年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 建築基礎実験Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小川・菅野(雅) | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 土曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C81B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 建築学を学ぶ上で基礎となる化学に関する事項について、実験を通じて現象を理解するとともに、実験技術、データの整理方法、報告書のまとめ方等を学習する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
実験前に必ずテキストを読み実験手順を予習レポートにまとめ、実験前に提出する。これに基づいて実験を実施する。化学実験は薬品を用いるので不明点を残すと危険なことがある。不明点は実験前・中に質問すること。 |
履修条件 | 高校で化学Ⅰ、Ⅱを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 化学実験概説 実験課題全体に通ずる基礎知識 |
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第2回 | 実験を安全に行うための基本。 データの見方、整理・報告の基本。 |
第3回 | ステンレス中に含まれる金属種の検出(1) 試料溶液中にどのような陽イオンが存在するかを確認する実験を陽イオンの定性分析という。多くの陽イオンを定性分析の体系に従って系統的に分離・処理し、検出・確認する方法である |
第4回 | ステンレス中に含まれる金属種の検出(2) 実験データ解析とレポート作成 |
第5回 | (2-1)海砂中の含有塩分の定量(1) コンクリート、モルタルに含まれる細骨材は河川すなから海砂に移行する傾向がある。塩化物イオン量の沈殿滴定法で定量し、その精度を検討する。 |
第6回 | (2-2)海砂中の含有塩分の定量(2) 実験データの解析とレポート作成 |
第7回 | 平常試験とその解説 |
第8回 | (3-1)セッコウの水和反応(1) 無機工業材料はきわめて多種多様であるが、本実験では可溶性無水セッコウおよび焼セッコウの2種類を選び、これらの水和反応および凝結に対する添加物の影響に関して水和熱を通して検討する。 |
第9回 | (3-2)セッコウの水和反応(2) 実験データ解析とレポート作成 |
第10回 | (4-1)高分子の合成(付加重合と縮合重合) 建築材料として高分子化合物(プラスチック)の重要性は増大している。ここでは付加重合としてアクリルアミドの重合、縮合重合としてナイロンの合成を行い、これらの物性を観察する |
第11回 | (4-2)高分子の合成(付加重合と縮合重合) 実験データの解析とレポート作成 |
第12回 | (5-1)化学的酸素要求量(COD)の測定 水質汚濁の原因物質による汚濁量を知るために、ここではCODを測定する。実際には河川または湖水を利用してその水が環境基準に適合するかどうかを実験する。 |
第13回 | (5-2)化学的酸素要求量(COD)の測定 実験データの解析とレポート作成 |
第14回 | 実験の平常試験とその解説 |
第15回 | 補充実験 |
その他
教科書 |
1回目にテキストを配付する。
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参考書 |
1回目に参考書を紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
予習レポートと実験報告書(70%)、実験への取り組み(30%) 出席が総授業時間数の3/5未満の場合は、履修放棄とみなし、成績の査定は行いません。 |
質問への対応 | 実験室で随時、実験前後に担当研究室で対応。 |
研究室又は 連絡先 |
小川 835A室 内線5293 菅野 815室 内線5477 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20 小川惠三
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学生への メッセージ |
新入生ガイダンスでも説明します。 1回目は前学期終了直前に行いますので、掲示板に注意して下さい。 |