機械工作法Ⅱ (E15F)

学修到達目標	本講義は機械工作法Ⅰに基づいて、機械製品を製作する場合に、それぞれの加工法の中から、その製作目的に適合した機械加工技術について把握することが重要である。このような観点から、ここでは溶接・接合加工、熱処理加工、切削加工及び研削加工の基礎的な事項について理解することを目的とする。
授業形態及び授業方法	板書の形式及びプロジェクタで講義を行う。また、演習問題Ⅱを配布する。
履修条件	機械工作法Ⅰを受講していることが望ましい。

第1回	シラバス、教科書、参考書及び成績評価の説明、演習問題Ⅱ配布及びその説明
第2回	1)溶接の概説　　2）溶接方法の分類　3）被覆アーク溶接　4）被覆アーク溶接棒　5）被覆剤の作用
第3回	１）アーク現象　２）溶着現象　３）直流アーク溶接機　4）交流アーク溶接機
第4回	１）器具溶接法　2）サブマージアーク溶接　3）TIG溶接　4）MIG溶接
第5回	2）電子ビーム溶接の原理　2）電子ビーム溶接の特徴
第6回	1）電子ビーム溶接の研究例　2）テルミット溶接　3）レーザ溶接
第7回	1）スポット溶接　2）圧接方法　3）ろう接　4）融断法 5)試験と検査
第8回	1）熱処理の概説　2）加熱・冷却方法　3）4大熱処理方法
第9回	１）切削加工の概説　2）切削加工の様式　3）切削理論の概要
第10回	１）二次元切削　2）三次元切削　3）切削温度　4）切削剤
第11回	１）工具材料　2）ボール盤　3）ドリルによる穴あけ
第12回	１）旋盤　2）フライス盤　3）ブローチ盤
第13回	１）砥粒及び研削砥石　2）研削理論の概要　3）研削状態の4形態
第14回	演習問題Ⅱの解説
第15回	理解度確認テスト及びその解説

教科書	竹中規雄他『機械工作法』産業図書 1982年機械工作法Ⅰと同じ教科書を使用する。
参考書	溶接学会編『溶接・接合便覧』丸善 1990年第1版金属熱処理技術便覧編集委員会編『金属熱処理技術便覧』日刊工業 1986年第4版
成績評価の方法及び基準	理解度確認テスト：80％、演習、宿題及び授業への取組状況：20％出席回数が総授業回数の５分の３(９回)に満たない場合は，履修放棄と取り扱い，学業成績を評価E(判断不可)とする．
質問への対応	随時
研究室又は連絡先	柴田研究室：213B室　　　　　　　　　　　　　高橋研究室：712室 E-mail：shibata@eme.cst.nihon-u.ac.jp　　　　E-mail:takahasi@eme.cst.nihon-u.ac.jp Tel：047(469)5270 Tel:047(469)5247
オフィスアワー	火曜船橋 14:00 ～ 16:00 担当者：柴田(213B) 火曜船橋 16:40 ～ 17:40 担当者：高橋（博）（712）木曜船橋 10:30 ～ 12:00 担当者：柴田（213B) 木曜船橋 14:00 ～ 16:00 担当者：高橋(博）（712）
学生へのメッセージ	「ものづくり」に興味を持ってほしい。

2015年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科