2015年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 機械材料Ⅱ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 本保 元次郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E21R |
クラス |
概要
学修到達目標 | 機械技術者には、工業材料の適材を適所に適用して、合理的な設計と製作を行うために知識が要求される。従って本講義では技術者として材料の選定と取り扱いを容易にするために、機械を構成する材料として鉄鋼材料、非鉄金属材料、非金属材料の基礎的事項について学ぶ。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
教科書を主体にして、補足的にパソコンによるプレゼンテーション及び配布プリントを用いて理解度を深める。 |
履修条件 | 機械材料�を受講し、機械材料を理解するのに必要な基礎知識を習得しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 機械材料と加工プロセス入門 身の回りにある様々な機械を構成する素形材の種類と加工方法の概略を学習する。 |
---|---|
第2回 | 加工と熱処理1 材料加工プロセスの種類と材料特性、熱処理の基本原理について学習する。 |
第3回 | 加工と熱処理2 焼入れ、焼戻し、焼なまし、焼ならしなどの 鋼の熱処理の原理、方法について学習する。 |
第4回 | 加工と熱処理3 非鉄金属の加工熱処理の原理と方法、析出硬化熱処理の原理と方法について学習する。 |
第5回 | 鉄鋼材料1 鉄鋼材料の分類、Fe-C系平衡状態図と炭素鋼組織・機械的性質について学習する。 |
第6回 | 鉄鋼材料2 炭素鋼、低合金鋼、高合金鋼の種類と特性について学習する。 |
第7回 | 鉄鋼材料3 鋳鉄と鋳鋼の種類と特性について学習するとともに、鉄鋼材料の腐食と防食の方法について学習する。 |
第8回 | 中間試験とその解説 加工熱処理と鉄鋼材料について中間試験を行い,理解度を判定する。 |
第9回 | 非鉄金属材料1 展伸用アルミニウム合金の種類と特性について学習する。 |
第10回 | 非鉄金属材料2 鋳造用アルミニウム合金の種類と特性について学習する。 |
第11回 | 非鉄金属材料3 銅及びその合金の種類と特性について学習する。 |
第12回 | 非鉄金属材料4 チタンとその合金、マグネシウムとその合金などの種類と特性について学習する。 |
第13回 | セラミックス材料 セラミックス材料の構造、種類、特性や製造法等について学習する。 |
第14回 | 非金属材料 プラスチック材料 プラスチック材料の構造、種類、特性および複合材料の特性について学習する。 |
第15回 | 理解度確認のための期末試験とその解説 |
その他
教科書 |
金子純一,須藤正俊,菅又信 『『改訂新版 基礎機械材料学』』 朝倉書店 2008年 第改訂1版
機械材料Iで使用のものを引き続いて使用する。
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
中間試験…20%、期末試験…50%、レポート…20% 出席が総時間数の5分の3(15回中9回)に満たない場合は,履修放棄扱いとし,学業成績の査定を行わない. |
質問への対応 | 下記メールにて,いつでも受け付けます. |
研究室又は 連絡先 |
genjiro.motoyasu@it-chiba.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
材料学は、機械工学において設計、加工、組み立てなどの様々な過程の基本となるものですので十分に知識を習得してください。 |