2015年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | エネルギー工学実験 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 井上・早川(朝)・吉田(誠) | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E23G |
クラス |
概要
学修到達目標 | 座学の専門科目授業「電気機器」で学ぶ形態と特徴について、実際に機器を動作させること により得られる知識を深めることが大切である。専門科目の授業と実験は並行して行われるので,それぞれの内容を関連づけて学ぶこと。特にエネルギー工学実験では,直流100Vおよび三相200Vを各所で使用するので,取り扱いには注意が必要である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業内容についての予習に基づく機器の操作と計測方法、および測定結果を含めた実験時間 内での報告書の作成に関する学習指導を少人数に分かれた班ごとに行う。全員が協力して、実験の開始時および終了時のディスカッションにより,内容を理解する。予習および本レポートは実験開始前に実験の内容及び結果・考察等をとりまとめて各自提出する。 |
履修条件 | ①電気回路および電磁気学において学ぶ基礎知識 ②電気計測および電気機器において学ぶ計測方法及び機器の基本的な知識 ③基礎電気電子工学実験において学習する測定機器の基本操作および取り扱い方の知識 |
授業計画
第1回 | 報告書の作成指導① 実験内容の説明およびレポートの書き方、実験器具の取り扱い方、注意すべき点についての指導 |
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第2回 | P-1:同期電動機の特性試験 三相同期電動機の持つ励磁電流に対する位相特性や駆動特性より特徴を学習する |
第3回 | P-2:単相誘導電動機の特性試験 交番磁界を利用した分相始動形式および反発始動形式の電動機における特徴を学習する |
第4回 | P-3:三相誘導電動機の特性試験 回転磁界を利用したかご型電動機における特徴と交番磁界電動機との違いについて学習する |
第5回 | P-4:直流電動機の特性試験 複巻形式電動機により、接続の違いによる直巻巻線の役割と分巻形式における電機子と励磁巻線の役割を学習する |
第6回 | P-5:エプスタイン鉄損試験 変圧器の基礎的特徴を理解するうえで必要とされるヒステリシス損とうず流損について学習する |
第7回 | P-6:単相変圧器の特性試験 静止型電気機器における諸損失の特徴を理解するとともに、ギャップを持つ回転機器とのエネルギー変換における違いについて学習する |
第8回 | P-7:シリコン制御整流器の基礎実験 サイリスタ素子による位相制御変化により得られる特徴などについて学習する |
第9回 | P-8:サイリスタによる直流発電機の自動電圧調整 サイリスタ素子による位相制御の応用として、直流分巻発動機の制御特性について学習する |
第10回 | P-9:インバータの基礎実験 基礎的学習用機器装置により、負荷の違いによる各部の信号波形等の変化について学習する |
第11回 | P-10:インバータ駆動による誘導電動機の特性試験 インバータ装置を利用した駆動特性と商用電源駆動による三相かご型誘導電動機の特徴的な変化について学習する |
第12回 | P-11:ブロアファンの特性試験 逓倍負荷における周波数や励磁電圧の違いによる回転数および風量の特性変化について学習する |
第13回 | P-12:交流整流子電動機の特性試験 ブラシ角の違いにより速度調整が可能な交流電動機の特徴について学習する |
第14回 | P-13:磁気増幅器の特性試験 過飽和リアクトルの特徴を理解し、静止型制御装置としての利用方法について学習する |
第15回 | 報告書の作成指導②および補習実験 実験を通して得られた結果の取りまとめ方など報告書の添削や学習指導を行う |
その他
教科書 |
短期大学部電力工学実験室 『実験テキスト』 エネルギー工学実験 配布(非売品) 2014年
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参考書 |
社団法人 電気学会 『電気工学ハンドブック』 電気学会 社団法人 電気学会
菅野 允 『 (電子情報通信学会大学シリーズB-2)』 改定 電磁気計測 コロナ社
各実験ごとに、ハンドブックおよび対照機器名をタイトルとする参考図書により調べること
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。 ① 予習レポート作成状況 ② 予習に基づいての実験態度(データのとりまとめ方) ③ 本報告書の作成結果より各テーマのレポートを総合評価する。 ④ 開講期間中に実施するオリエンテーション・研修旅行等も、この科目の一環とする。 |
質問への対応 | 研究室では担当者が適宜対応する。 6号館604実験室にて随時対応して答える。 |
研究室又は 連絡先 |
専任講師早川朝康 船橋校舎5号館3階535B室 tomo@smt.jcn.nihon-u.ac.jp 教授 井上文雄 船橋校舎9号館2階927室 finoue@smt.jcn.nihon-u.ac.jp 助手 一柳龍伸 船橋校舎6号館604実験室 ichi@smt.jcn.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 13:20 ~ 16:30 一柳龍伸
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学生への メッセージ |
遅刻、欠席および未完成レポートは減点対象となり得るので注意すること。 特に、提出期限を過ぎたレポートの提出は大きな減点対象となるので避けること。 |