2015年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 線形代数学Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山本 修一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E33H |
クラス |
概要
学修到達目標 | 線形代数学 I に続いてさらに線形代数学を学ぶ.具体的には,連立1次方程式の解法のために,ベクトル,行列,行列式の概念をいかに応用するかを学ぶ.線形空間の概念を学び,この概念の有用性を学ぶ.連立一次方程式の解法の応用として,固有値や固有ベクトルの概念を学び,線形代数学のより高度な計算技術を身に付けることを目標にする. |
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授業形態及び 授業方法 |
内容説明のあと,プリント等を用いてより理解を深める授業形態になる. |
履修条件 | 線形代数学 I を履修していること. |
授業計画
第1回 | 教科書,参考書,単位取得に係わる説明およびこれからの授業に必要な予備知識の説明と確認 |
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第2回 | 連立1次方程式の解法(行列の基本変形を用いて連立一次方程式を解く方法を学ぶ) |
第3回 | 逆行列の計算(逆行列を,連立1次方程式の解法を応用して計算する方法を学ぶ) |
第4回 | 行列の階数(階数の定義と,行列の基本変形を利用した行列の階数の求め方を学ぶ) |
第5回 | 連立1次方程式の解(行列の階数を利用して,解の存在性とその判定法を学ぶ) |
第6回 | ベクトルの1次独立性(1次独立,1次従属の定義とそれらの判定法について学ぶ) |
第7回 | 線形空間(線形空間の概念の必要性を説明し,線形空間を定義をする) |
第8回 | 線形空間の性質(線形空間の次元と基底の定義を説明し,例題で理解を深める) |
第9回 | 平面の1次変換と2次行列の固有ベクトル(平面の1次変換から見た固有ベクトルの重要性を理解する) |
第10回 | 固有値1(2次行列について,固有値と固有ベクトルの計算をしてその理解を深める) |
第11回 | 固有値2(3次行列について,固有値と固有ベクトルの計算をしてその理解を深める) |
第12回 | 実対称行列(固有値,固有ベクトルの性質を学ぶことで実対称行列を理解する) |
第13回 | 行列の対角化(固有値と固有ベクトルを応用して,行列を対角化する方法を学ぶ) |
第14回 | 総合演習(連立方程式の解法から行列の n 乗の計算までの範囲でテスト形式の演習をする) |
第15回 | 理解度確認テスト及びその解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
高遠節夫他 『新線形代数』 大日本図書 1013年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認テストの成績を 60% とし,平常点(授業への取組状況,プリント演習や課題の解答状況)を 40% 加味し,GPA 制度の基準に従って総合的に評価する.理解度確認テストの成績と平常点の両方が優秀であることが評価 S の必要条件となる. ただし,出席が総授業時間数の5分の3に満たない場合は履修放棄と見なす. |
質問への対応 | 授業中およびオフィスアワーで対応 |
研究室又は 連絡先 |
8号館848A研究室 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 15:00 ~ 16:00
金曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
欠席する場合は,その日の演習プリントは誰かに依頼するようにし,次の週に提出すること.このとき,2週間以上遅れた演習プリントや課題は未提出とするので注意すること.また,20分以上遅刻した場合は,正当な理由がないときは2分の1の出席とみなす. |