2015年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 物理数学演習Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 前田 知人 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E34R |
クラス |
概要
学修到達目標 | この授業では,講義科目「物理数学II」で学習した内容について,それに準拠した問題の演習を通じて,基礎的計算力を養うとともに,種々の概念や公式に対する理解を深めることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
(1)毎回,演習課題を与え,問題解法の基本的考え方・方法について解説するとともに,各自で演習問題を解いていく。授業時間内に解いた問題も含めて,すべての演習問題を解き,レポートにまとめて次回の授業時に提出する。 (2)演習問題の中から典型的な問題を選んで,中間テスト及び理解度確認テストを実施する。 |
履修条件 | (1)物理数学IIを同時に履修すること。 (2)1年次に微分積分I,微分積分II,行列と行列式,線形代数,数学演習I,数学演習II,2年前学期に複素関数論,微分方程式を履修していること。 |
授業計画
第1回 | フーリエ級数(1) n次元複素ベクトル空間と内積,関数空間と内積,正規直交完全系 |
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第2回 | フーリエ級数(2) 周期関数,周期2πの関数の三角級数による展開,フーリエ正弦展開と余弦展開 |
第3回 | フーリエ級数(3) 一般の周期関数に対するフーリエ級数,複素フーリエ級数 |
第4回 | フーリエ級数(4) フーリエ級数の収束性とディレクレの条件,ギブスの現象,パーセバルの等式とベッセルの不等式 |
第5回 | 第1回中間テスト及びその解説 |
第6回 | 複素積分と特異点(1) 複素関数のテイラー展開と級数の収束半径 |
第7回 | 複素積分と特異点(2) ローラン展開,特異点の分類 |
第8回 | 複素積分と特異点(3) 留数,真性特異点/極における留数の計算,留数定理 |
第9回 | 複素積分と特異点(4) 留数定理の応用 |
第10回 | 第2回中間テスト及びその解説 |
第11回 | フーリエ変換とその応用(1) フーリエ変換と逆変換,留数定理によるフーリエ変換の計算 |
第12回 | フーリエ変換とその応用(2) ガウス関数のフーリエ変換,フーリエ変換の一般的性質,ディラックのデルタ関数 |
第13回 | フーリエ変換とその応用(3) デルタ関数の性質,超関数とフーリエ変換 |
第14回 | フーリエ変換とその応用(4) 偏微分方程式への応用,定数係数常微分方程式のラプラス変換による解法 |
第15回 | 理解度確認テスト及びその解説 |
その他
教科書 |
大石 進一 『フーリエ解析』 理工系の数学入門コース 6 岩波書店 1989年 第1版
小寺 平治 『テキスト 複素解析』 共立出版 2010年 第1版
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参考書 |
講義中に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
(1)授業への取組状況・課題レポートなど平常点50%,中間テスト及び理解度確認テスト50%で評価する。 (2)出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 (3)授業開始から30分を経過した後に入室した場合は,欠席として取り扱い,出席回数には数えない。 |
質問への対応 | 研究室で随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
4号館4階441C号室 maeda.tomohito@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 4号館4階441C号室
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 4号館4階441C号室
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学生への メッセージ |
遠慮なくどんどん質問に来てください。 |