2015年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 電気法規及び施設管理 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小林 忠良 | 履修期 | 前期 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E43J E43W |
クラス |
概要
学修到達目標 | 現代社会において,インフラを支えている電気機器(・設計・製作)や電気設備 (・設計・施工・管理等)に,電気法令がどの様に関わっているかを理解すると 共に,電気技術者が,社会的責任を如何に果たして行くかを学ぶ |
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授業形態及び 授業方法 |
主に,参考書「電気設備技術基準」を用い,法令用語の表現に慣れる。 その為,条項の音読も課す。補助プリントによる産業界の情勢なども講義に取り込む。 模擬試験の実施及びレポート提出を求める。 |
履修条件 | 「自ら学ぶ」と言う気持ちを強く持っていること。 全講義を通し,傾聴する心構えを持続できること。 熱心な聴講者に迷惑を掛けないこと。 |
授業計画
第1回 | 電気法規及び施設管理 (1)産業活動における技術者の姿勢(2)法令と企業の姿勢と産業活動の関係 (3)講義方針など |
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第2回 | 技術者に係わる日本の法体系 (1)電気事業法等の関連法令・規則等(2)電気事業法による電気供給体制 (3)電力行政及び長期計画の現状と懸案 |
第3回 | 電気事業法における”電気工作物”と”主任技術者” (1)電気工作物(2)主任技術者(3)委託保守の現状 |
第4回 | 電気技術者と電気設備技術基準(電技) (1)電気設備技術基準(電技)とは(2)条文の読み方(3)電気設備基準(電技)の構成 |
第5回 | 電気設備技術基準とその解釈① 第1節通則~第2節 電線 (1)用語の定義(2)適用除外(3)電線の性能(4)電線について |
第6回 | 電気設備技術基準とその解釈② 第3節 電線路の絶縁と接地 (1)電路の絶縁(2)電路の絶縁抵抗及び絶縁耐力(3)接地工事の種類(4)A種接地工事 |
第7回 | 電気設備技術基準とその解釈③ 第4節 機械及び器具 第2章 発電所並びに変電所, 開閉所及びこれに準ずる場所の施設 |
第8回 | 電気設備技術基準とその解釈④ 第3章 電線路 第1節 通則 第2節 低圧及び高圧の架空電線路 第4節 特別高圧架空電線路 |
第9回 | 電気設備技術基準とその解釈⑤ 第3章 電線路 第5節 地中電線路 第4章 電力保安通信設備 第5章 電気使用場所の施設 第1節 屋内の施設 |
第10回 | 電気設備技術基準とその解釈⑥と公害等の防止 (1)電気的・磁気的障害の防止(2)公害等の防止(3)電気防食の方式 (4)国際規格の取り入れ |
第11回 | 電気法令関係及び産業界の動向のまとめ(Report作成,提出) |
第12回 | 電気事業法及び電気設備技術基準とその解釈のまとめ(模擬Test。自己採点と解説) |
第13回 | 電気施設管理について①:概論 (1)電気施設管理とその意義(2)自家用電気工作物の設置手順(3)工程管理 (4)設管理者としての各種試験と点検 など |
第14回 | 電気施設管理について②:QCDS (1)品質管理(2)原価管理(3)納期管理(工程管理)と工程表(4)安全管理 など |
第15回 | 電気施設管理について③:環境とエネルギー (1)なぜ環境が重要なのか?(2)環境問題における企業の役割(3)京都メカニズムなど |
その他
教科書 |
『電気設備技術基準とその解釈』 電気書院(最新版)
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
・定期試験(90%),Report提出,講義での発表,模擬Testを合わせて総合評価する ・出席が総授業回数の5分の3に満たない場合は履修放棄として取り扱い,学業成績の査定を行わない |
質問への対応 | ・質問は,講義後半に設ける質問時間に受け付ける。 ・講義後の質問は,電気事務室又は教務課に書面で提出しておく |
研究室又は 連絡先 |
電気事務室又は教務課 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
将来,電気関係の業務に携わる者にとって,電気法令は必ず必要となってくる。 普段は必要性を感じないが,何かあった時,今回学んだ事を,索引として活用し 詳細を研究すると同時に事態の解決に当たって欲しい。 |