2015年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 有機化学Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 須川 晃資 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K11L |
クラス |
概要
学修到達目標 | ①原子・分子の軌道と結合が説明できる.②混成軌道が説明できる.③酸と塩基の概念が説明できる.④有機化学で用いる様々な構造式が描ける.⑤アルカンの異性体と命名法・性質・反応が説明できる.⑥アルケンの異性体と命名法・性質・反応が説明できる.⑦アルキンの命名法・性質・反応が説明できる.⑧シクロアルカンの異性体と命名法・立体化学が説明できる.⑨共鳴について説明できる.⑩Cahn-Ingold-Prelogの順位則が説明できる.⑪反応エネルギー図が描ける.⑫有機反応の種類と機構が説明できる.⑬Newman投影を描き簡単な立体配座解析ができる. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で行います.また,分子模型を使って講義をしますので,持っている人は授業に持ってきてください. |
履修条件 | 高校化学の学習内容を習得していること. |
授業計画
第1回 | ガイダンス・事前テスト実施 |
---|---|
第2回 | 構造と結合(1):原子の構造,化学結合の性質 |
第3回 | 構造と結合(2):混成軌道 |
第4回 | 構造と結合(3):電気陰性度,酸と塩基・Bronsted-Lowryの定義とLewisの定義 |
第5回 | 有機化合物の性質(1):官能基,アルカンとその異性体,アルカンの命名法 |
第6回 | 有機化合物の性質(2):アルカンの性質・立体配座,化学構造の表し方 |
第7回 | 有機化合物の性質(3):シクロアルカンの命名法・シス-トランス異性・立体配座 |
第8回 | 平常テストおよびその解説(1) |
第9回 | 有機反応の性質(1):アルケンの命名法・電子構造・シス-トランス異性体,E,Z命名法 |
第10回 | 有機反応の性質(2):有機反応の種類 |
第11回 | 有機反応の性質(3):反応機構,反応エネルギー |
第12回 | アルケンの反応(1):ハロゲン化水素化,Markovnikov則とカルボカチオンの安定性 |
第13回 | アルケンの反応(2):水和,ハロゲン化,水素化 |
第14回 | アルケンの反応(3):アルケンの酸化・ラジカル付加,共役ジエンの反応と共鳴,アルキン |
第15回 | 平常テストおよびその解説(2) |
その他
教科書 |
John McMurry著 伊東・児玉・荻野・深澤・通 訳 『マクマリー有機化学(上)』 東京化学同人 2013年 第8版
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常テスト(50%)および授業への取り組み状況(50%) 出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は、履修放棄として取り扱い、成績の査定は行いません。 |
質問への対応 | 随時対応します.研究室への訪問,メールでも構いません. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎2号館206室 メールアドレス:sugawa.kosuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 11:00 ~ 12:00
|
学生への メッセージ |
・有機化学の知識を修得する為には,自分で描いてみること,問題を解く練習をすることが不可欠です.また,分子模型を組み立ててみることも効果的です. ・授業中の約束事として,私語・携帯電話を禁止します. |