2015年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 有機化学Ⅲ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大月 穣 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K12R |
クラス |
概要
学修到達目標 | カルボニル基の関係する有機化学を理解すること. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
講義と練習問題 |
履修条件 | 有機化学概論,有機化学I,有機化学IIの内容を理解しておくこと. |
授業計画
第1回 | 有機化学の基本の復習,有機化学の基本の復習,特に混成軌道,価電子,形式電荷,曲がった矢印,求核と求電子 |
---|---|
第2回 | 平常テスト(第1回)およびその解説.テスト内容は,有機化学の基本の復習,特に混成軌道,価電子,形式電荷,曲がった矢印,求核と求電子 |
第3回 | アルデヒドとケトン,アルデヒドとケトンの命名法 から ヒドリド試薬とGrignard試薬の求核付加:アルコールの生成 |
第4回 | アルデヒドとケトン.アミンの求核付加:イミンとエナミンの生成 から 生物学的還元 |
第5回 | アルデヒドとケトン.α,βー不飽和アルデヒドおよびケトンに対する共役求核付加 から 反応のまとめ |
第6回 | カルボン酸とニトリル.カルボン酸とニトリルの命名法 から カルボン酸の反応:概論 |
第7回 | カルボン酸とニトリル.ニトリルの化学 から 反応のまとめ |
第8回 | カルボン酸誘導体:求核アシル置換反応.カルボン酸誘導体の命名法 から カルボン酸の求核アシル置換反応 |
第9回 | カルボン酸誘導体と求核アシル置換反応.酸ハロゲン化物の化学 から アミドの化学 |
第10回 | カルボン酸誘導体と求核アシル置換反応.チオエステルとアシルリン酸の化学:生体内のカルボン酸誘導体 から 反応のまとめ |
第11回 | カルボニルα置換反応.ケトーエノール互変異性 から エノラートイオンの反応性 |
第12回 | カルボニルα置換反応.エノラートイオンのアルキル化 から 反応のまとめ |
第13回 | カルボニル縮合反応.カルボニル縮合反応:アルドール反応 から 分子内Claisen縮合:Dieckmann環化 |
第14回 | カルボニル縮合反応.共役カルボニル付加:Michael反応 から 反応のまとめ |
第15回 | 平常テスト(第2回)およびその解説 |
その他
教科書 |
John McMurry 『マクマリー有機化学(中)』 東京化学同人 2013年 第8版
|
---|---|
参考書 |
大月穣 『はじめての有機化学』 東京化学同人 2012年 第1版
読んでいけばわかるように書かれています.
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常テスト第1回(20%).第2回講義内で行う.第1回講義で有機IIIを学ぶために必要な(=できなければ有機IIIの内容が理解できない)内容を復習する.その内容についての確認テスト. 平常テスト第2回(80%).第15回講義内で行う.教科書の本文中の問題と類似の問題. |
質問への対応 | 授業中に積極的にどうぞ. |
研究室又は 連絡先 |
超分子化学研究室,http://www.chem.cst.nihon-u.ac.jp/~otsuki/otsuki.html |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 12:30
|
学生への メッセージ |
カルボニルの有機化学は,論理を理解して,一定のやり方をマスターすればできるようになります.それをこの講義を通してマスターしてもらいます. |