2015年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
| 科目名 | 地球環境とエネルギー | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 木屋 幸蔵 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | K22L |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 化石燃料の大量消費はエネルギー問題だけでなく、大気汚染や温暖化など地球環境に大きな影響を及ぼしており、国際情勢も含め次世代に向けて乗り越えなければならない問題は多い。この授業では化学工業に関する基礎事項を踏まえた上で、現在のエネルギー問題の根幹の枯渇性エネルギーである石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を中心に解説する。さらにバイオマスや太陽光などの再生可能エネルギーにも言及し、エネルギー問題と環境問題の両者への取り組み方を学ぶ。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
基本事項・図表・まとめを中心としたプリントを配付し、それを解説しながら授業を進める。また簡単なレポート・課題の提出を求めることも予定している。 |
| 履修条件 | 高校の「化学」で有機化学の単元を履修していることが望ましい。 |
授業計画
| 第1回 | 地球の起源(地学的考察) 循環サイクル |
|---|---|
| 第2回 | 化学工業基礎事項確認 単位操作 |
| 第3回 | 資源とは 化石燃料とは 電源構成 |
| 第4回 | 石炭の起源・埋蔵量・分類・採掘・化学構造・化学的性質 |
| 第5回 | 石炭化学工業の歴史 石炭の利用(コークス化・ガス化・液化) |
| 第6回 | 石油の起源・埋蔵量・組成・採掘・輸送 |
| 第7回 | 石油精製 石油化学工業 石油化学製品 |
| 第8回 | 天然ガス・オイルサンド・オイルシェール・オイルシェールガス(起源・埋蔵量・利用) |
| 第9回 | 非在来型天然ガス(シェールガス・コールベッドメタン・メタンハイドレート) |
| 第10回 | カーボンニュートラルとカーボンネガティブ バイオマス |
| 第11回 | 枯渇性資源(非再生資源)と再生可能資源 再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱・海洋エネルギー・水力) |
| 第12回 | 水素エネルギーと燃料電池 ウラン資源 原子力関連諸問題(東日本大震災以降の原子力政策) |
| 第13回 | 有機資源と地球環境(気圏を中心に) |
| 第14回 | グリーンケミストリーという考え方 環境への取り組み |
| 第15回 | 理解度確認テスト及びその解説 |
その他
| 教科書 |
特になし(適宜プリントを配付)
|
|---|---|
| 参考書 |
真下清ら 『新・有機資源化学』 三共出版 2011年 第1版
|
| 成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(60%) 授業出席状況・授業に取り組む姿勢(20%) レポート・課題(20%) 出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は、履修放棄として取り扱い、成績の査定は行いません。 |
| 質問への対応 | 授業中、授業終了後に教室で質問を受け付けます。 |
| 研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 8号館838号室 生命・物質化学科事務室 |
| オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20 8号館838号室
|
| 学生への メッセージ |
授業では分かりやすい話し方・説明を心がけます。皆さんは真面目な学習態度で臨んでください。 |