2015年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 日本近現代史と国際社会 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 宮崎 智絵 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N54C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 日本は江戸時代は鎖国政策をとりましたが、幕末に開国して100年もしないうちに世界大戦でいろいろな国と戦争をするようになりました。なぜ日本は戦争をするようになったのでしょうか。また、日本は今、100年に一度の大不況と言われている経済危機による社会的混乱状態にあります。近現代史では、1929年にアメリカ発の世界恐慌が発生し、日本でも近現代において何度も恐慌を経験しています。当時の日本や各国はどのように恐慌に対処し乗り越えたのでしょうか。そして、グローバリゼーションといわれる現代社会では、日本のみの歴史だけではなく、他国の歴史を日本との関係で知ることが大変重要です。そこで本年度の講義は、日本の近現代史を国際社会の関係あるいは他国史と比較することにより、現代社会で起こっている国際社会との問題を適切に理解していくことを目標とします。写真や当時の報道などの資料を取りあげることによって、ビジュアル的に理解できるようにしたいと思います。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式による授業を行ないます。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | シラバスの内容の説明と確認 近代までの流れ…古代から近代までの日本史における国際関係をみていく |
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第2回 | 国際情勢と開国…列強の環太平洋進出の要因と日本の情況についてみていく。なぜ鎖国していた日本が開国したかについて世界の情勢と日本の情勢から解説する |
第3回 | 江戸幕府の崩壊と東アジアの国際秩序1…幕末の社会情勢からなぜ江戸時代が終焉したか、その頃の東アジアの国際社会はどのようであったかについて解説する |
第4回 | 江戸幕府の崩壊と東アジアの国際秩序2…幕末の社会情勢からなぜ江戸時代が終焉したか、その頃の東アジアの国際社会はどのようであったかについて解説する |
第5回 | 明治維新…日本が明治にはいり、どのようにの近代化していたか、また国際社会はどのような情勢で、日本とどのような関係であったか解説する |
第6回 | 日清戦争と世界分割…日本はなぜ近代社会に入って初めての戦争を清と行ったか、日清戦争とその国際的影響についてみていく |
第7回 | 日露戦争…日本がなぜロシアと戦争することになったか、また日露戦争とロシアの対外政策についてみていくこととする |
第8回 | 第一次世界大戦とロシア革命…第一次世界大戦に至る経緯とロシア革命の世界への影響について解説する |
第9回 | 第一次世界大戦後の世界情勢…第一次世界大戦後の世界平和の体制であるワシントン体制と、大戦後の世界情勢の変化、とくに民族運動についてみていく |
第10回 | 世界恐慌と各国の対策…世界的な大不況において各国がどのような対策をとり、それがどのような影響があったかについてみていく |
第11回 | 日本の大陸への膨張…日本が植民地政策をとるようになった経緯と満州事変について解説する |
第12回 | 日中戦争と戦時体制…中国との戦争に至る経緯と第二次世界大戦前までの日本の情勢、国際情勢についてみていく |
第13回 | 第二次世界大戦…アジア・太平洋戦争と第二次世界大戦の原因と経過について解説する |
第14回 | 戦後の国際社会と日本…占領政策と日本の民主化、高度成長について解説する |
第15回 | 理解度確認テストおよびその解説 |
その他
教科書 |
特に指定しない。
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参考書 |
加藤陽子 『戦争の日本近現代史』 講談社現代新書 2002年 第4版
入江昭 『日本の外交』 中公新書 2002年 第33版
奥田晴樹 『日本近代史概説』 弘文堂 2003年
『シリーズ日本近現代史』 岩波新書
授業時に適宜紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(50%)と試験(50%)で評価します。授業内レポートを実施します。なお、出席が総授業時間数の5分の3に満たない場合、履修放棄として取扱い、学業成績の査定は行いません。遅刻は2分の1回分の出席として扱います。 |
質問への対応 | 授業後受付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
講師室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
高校で歴史を選択していなくても大丈夫です。授業時配布のプリントは、その時間のみ配布するので注意すること。 |