2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
河海工学特論Ⅵ
(港湾の施設の耐波設計および耐震設計)
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 前野・小林(昭) | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A32A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 港湾の施設に関して調査・設計・施工の流れを理解し、構造物の役割、自然環境への影響、その緩和対策の理解を深める |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業/講義/討議 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部設置の海岸環境工学、海岸・河川の理論と設計もしくはそれに類する学科目(他学科・他専攻設置)を履修していること |
授業計画
第1回 | 授業の目的・到達目標・内容の概略説明 |
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第2回 | 港湾の設計計画と耐波設計(港湾の建設史、港湾計画の条件、防波堤と敬洗顔の構造と設計の流れ) |
第3回 | 波浪観測と確率波の設定(沖波の観測方法、数値計算による沖波の推算方法、極値統計解析による確率波の設定方法) |
第4回 | 波浪変形と設計波の設定(浅海域での波浪の振舞、波浪変形の数値解析方法、計算図を用いた設計波の設定方法) |
第5回 | 防波堤の耐波設計(波力の算定方法の歴史、合田式による波力算定の方法、防波堤の破壊モードと安定検討) |
第6回 | 防波堤の施行プロセス(施工の流れ、建設機械、作業船と稼働率) |
第7回 | 港湾の施設と海岸環境(海岸環境/海浜変形の変化と要因、港湾建設と海浜変形、海浜変形と海岸保全施設) |
第8回 | 理解度確認(技術士一次及び二次試験レベルの問題による全体の理解度確認と解説) |
第9回 | 港湾の施設の耐震設計法(1)(地震・津波による被災の状況、災害時における港湾の重要性) |
第10回 | 港湾の施設の耐震設計法(2)(震度法による地震力の算定、マグニチュードとは、動水圧の算定、レベル2地震とは) |
第11回 | 港湾の施設の耐震設計法(3)(耐震強化施設の耐震設計、地震時動水圧、地震時土圧、液状化の予測及び判定法) |
第12回 | 港湾の施設の耐震設計法(4)(桟橋の耐震設計法、プレジャーボート対策及びマリーナの設計) |
第13回 | 港湾内の底質浄化および水質浄化について(1)(底質および水質の環境基準) |
第14回 | 港湾内の底質浄化および水質浄化について(2)(底質浄化の方法と施工法) |
第15回 | 理解度確認(技術士一次及び二次試験レベルの問題による全体の理解度確認と解説) |
その他
教科書 |
教科書に代えて全受講者にプリントを配布する
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『『港湾の施設の技術上の基準・同解説』』 社団法人日本港湾協会
『『海岸施設設計便覧』』 公益社団法人土木学会
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成績評価の方法 及び基準 |
授業中における討議への対応(4割)及び2回の理解度確認結果(6割)に基づき判定 |
質問への対応 | 質問を受講者で共有する意義を考え,原則として授業中内に受け付ける.個人的な質問であれば授業終了後、それが困難である場合にはE-mailにてアポイントメントを取ること |
研究室又は 連絡先 |
前野賀彦:お茶の水校舎旧法科大学院709室、maeno@civil.cst.nihon-u.ac.jp 小林昭男:船橋校舎13号館1362A室、kobayashi.akio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:15 ~ 13:15 お茶の水校舎旧法科大学院709号室
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学生への メッセージ |
授業中の質問を歓迎します.討議等積極的な授業参加を求めます |