2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 |
土木構造学特論Ⅶ
(コンクリート構造物の設計と維持管理のために)
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 渡辺 忠朋 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A43A |
クラス |
概要
学修到達目標 | コンクリート構造物の性能照査に必要とされる原理原則となる基本的事項を学習し,コンクリート構造物の設計や維持管理を行うための実務への応用力を習得すること |
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授業形態及び 授業方法 |
講義 なお,授業中に講義内容の理解を深めるために確認の意味で具体的な事例を提示し非常に簡単な計算を数回行う予定です. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
日本語でコミュニケーションが可能なこと |
授業計画
第1回 | コンクリート構造物の性能照査,設計,維持管理の概要 |
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第2回 | 鉄筋コンクリート構造の基礎(1) 鉄筋コンクリート構造の基本的事項を確認する. |
第3回 | 鉄筋コンクリート構造の基礎(2) 鉄筋コンクリート構造の基本的事項を確認する. |
第4回 | 構造物の要求性能と照査方法 第5回以降の授業内容の位置付や重要性を理解するために,わが国の構造物の照査体系について学習 |
第5回 | 使用性に関する照査技術(1)ひびわれ等 鉄筋コンクリートひび割れのメカニズムとひび割れ幅への影響因子とひび割れ幅算定手法の学習 |
第6回 | 使用性に関する照査技術(2)変位・変形等 鉄筋コンクリートの非線形特性となるひび割れによる剛性低下を考慮した変形の算定手法の学習 |
第7回 | 安全性に関する照査技術(1)疲労破壊 材料(鉄筋とコンクリート)の疲労破壊と部材の疲労破壊の評価方法の学習 |
第8回 | 安全性に関する照査技術(2)曲げ破壊 曲げ破壊のメカニズムと破壊耐力算定法の学習 |
第9回 | 安全性に関する照査技術(3)せん断破壊 せん断破壊のメカニズムと破壊耐力算定法の学習 |
第10回 | 地震作用に対する照査(1)鉄筋コンクリート構造物の破壊形態,損傷と修復 耐震設計における鉄筋コンクリート構造特性の学習 |
第11回 | 地震作用に対する照査(2)鉄筋コンクリート構造物の照査方法(静的および動的非線形解析) 耐震設計における地震時の構造物の挙動を推定するための解析技術の学習 |
第12回 | 維持管理に用いる照査技術(1)材料の劣化現象とメカニズム 鉄筋コンクリート構造の耐久性に関する基本的事項の学習 |
第13回 | 維持管理に用いる照査技術(2)損傷した構造物の性能照査 劣化した橋梁などの鉄筋コンクリート構造物の評価方法の考え方の学習 |
第14回 | 平常試験および解説 コンクリート構造物の試設計(設計、施工、維持管理を考慮した構造とは?) |
第15回 | 構造物の設計・維持管理のために必要な技術のまとめ |
その他
教科書 |
テキストを配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
平常点(討議内容など)及びレポート(3回程度)なお,レポートは授業中の演習を各自整理することを意味しています. |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
コンクリート研究室(梅村研究室) 駿河台校舎3号館3階335号室 TEL:03-3259-0682 E-mail:umemura@civil.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
関数電卓を用意して下さい.簡単な構造計算を授業中で実施する予定です. |