2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 |
都市デザイン・設計論
Urban Design
|
||
---|---|---|---|
設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊澤 岬 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B13A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 3.11震災後「東日本大震災復興都市モデル計画」を提示しました。この提案は、災害の度により強くより美しく蘇りいまだに進化し続けている厳島神社に学んでこれまでの津波を「抑え込む」都市から「かわす」防災都市として提案したものです。そこで本提案のプロセスを具体的に示し、防災都市について論ずるとともに都市デザインを理論と設計の視点から論じます。まず自身が関わってきた作品を通じ具体的な都市デザイン方法とそのプロセスを示す。理論では特に「交通」「福祉」「環境」の視点から都市デザインについて論ずる。「交通」は車一 辺倒の都市から多元的な交通都市への変換の視点から、「福祉」は交通バリアフリー法からバリアフリー新法への移行による交通の視点から、「環境」は地形の空間的評価の方法に加え、太陽エネルギーデザインについても論ずる。最終的に都市デザインの提案(コンセプトワークかデザインのいずれか)を求める。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
前半PPT等による講義と討論を中心とをする。後半設計課題についてコンセプト、プレゼンテーション(模型・図面など)に対して指導を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
設計についての経験がない学生についても受講可 |
授業計画
第1回 | 防災都市:-1計画理念と計画-東日本大震災復興都市モデル計画と南海トラフ地震対応の防災まちづくり- |
---|---|
第2回 | 防災都市:-2計画理念と計画-東日本大震災復興水上空港ネットワーク構想- |
第3回 | 防災都市:-3計画理念と計画-東日本大震災福島再生エネルギーまちづくり- |
第4回 | 防災都市:-4厳島海上社殿論 |
第5回 | 都市デザインの方法:―1大阪駅前再開発の提案-交通結節点の視点から |
第6回 | 都市デザインの方法:―2海上都市・運河都市の提案-防災都市の原点- |
第7回 | 都市デザインの方法:―3京都・歴史遺産都市の提案-観光ユニバーサルデザインの視点から- |
第8回 | 都市における交通のデザイン:―1駅と駅前広場のデザイン |
第9回 | 都市における交通のデザイン:―2空港ターミナルと旅客船ターミナルのデザイン |
第10回 | 都市における交通のデザイン:―3交通空間の福祉とそのデザイン |
第11回 | 都市デザイン課題:―1テーマ、コンセプトについて |
第12回 | 都市デザイン課題:―2全体計画、敷地計画について |
第13回 | 都市デザイン課題:―3拠点施設について |
第14回 | 都市デザイン課題:―4全体について |
第15回 | 都市デザイン課題:―5課題の提出と講評 |
その他
教科書 |
伊澤 岬 『交通空間のデザイン』 彰国社 2000年 第1版
伊澤 岬 『海洋空間のデザイン』 彰国社 1990年 第1版
伊澤 岬 他 『運河再興の計画』 彰国社 1995年 第1版
伊澤 岬 他 『交通バリアフリーの実際』 共立出版 2006年 第1版
伊澤岬 他 『観光のユニバーサルデザイン』 学芸出版社 2010年 第1版
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
なし
|
成績評価の方法 及び基準 |
提案の評価を中心に総合評価する。 |
質問への対応 | オフィスアワーで対応する |
研究室又は 連絡先 |
1435室 izawa.misaki@jcom.home.ne.jp伊澤 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
なし |