2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 |
応用力学特論
~エンジニアリング基礎および材料力学の視点から~
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設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 下辺 悟 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B22A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 連続体力学における固体力学を中心に,材料の弾性・塑性挙動および破壊・強度に関する基礎的事項を具体的に説明できることにより,固体力学分野等への応用的素養を養うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は英文テキストを用い,主に輪講形式により,講義(関連の話題提供も含む)を進める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
材料力学の基礎的素養を有していることが肝要である。 |
授業計画
第1回 | 講義のガイダンス ・講義内容と課題の説明/連続体の基本的概念と固体力学の講義 |
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第2回 | 応力の解析(1)の輪読と説明 ・応力の定義/応力テンソル |
第3回 | 応力の解析(2)の輪読と説明 ・二次元応力/応力変換 |
第4回 | 応力の解析(3)の輪読と説明 ・三次元応力/応力変換 |
第5回 | 応力の解析(4)の輪読 ・応力不変量/八面体応力 |
第6回 | ひずみと応力-ひずみ関係(1)の輪読と説明 ・ひずみの定義/ひずみテンソル/ひずみ変換 |
第7回 | ひずみと応力-ひずみ関係(2)の輪読と説明 ・二次元ひずみ/三次元ひずみ |
第8回 | ひずみと応力-ひずみ関係(3)の輪読と説明 ・ひずみ不変量/八面体ひずみ |
第9回 | ひずみと応力-ひずみ関係(4)の輪読と説明 ・二次元線形弾性論 |
第10回 | 塑性挙動(1)の講義 ・塑性とは/初等塑性力学の基礎 |
第11回 | 塑性挙動(2)の講義 ・初等塑性力学の基礎 |
第12回 | 強度と破壊基準の講義(1) ・強度とは/トレスカの破壊基準/ミーゼスの破壊基準 |
第13回 | 強度と破壊基準の講義(2) ・モール・クーロンの破壊基準/連続体力学(離散系も含む)における破壊事例 |
第14回 | 理解度確認のための課題説明とレポートの作成・提出 |
第15回 | レポート課題の解説 |
その他
教科書 |
A.C.Ugural and S.K.Fenster, Advanced Strength and Applied Elasticity, Prentice Hall, 2003, 4 edition
ガイダンス時に説明する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
S.Valliappan, Continuum Mechanics Fundamentals, A.A.Balkema, 1981, 1 edition
有光隆 『図解 はじめての固体力学 -弾性,塑性,粘弾性-』 講談社 2010年 第1版
伊藤勝悦 『弾性力学入門 - ていねいな数式展開で基礎をしっかり理解する』 森北出版 2006年 第1版
ガイダンス時に説明する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート60%,プレゼンテーション40%による総合評価。 |
質問への対応 | 質問等は下記の研究室およびオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
基礎力学研究室(7号館1階7110室) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:10 7号館1階7110室(基礎力学研究室)
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10 7号館1階7110室(基礎力学研究室)
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学生への メッセージ |
固体力学(弾性力学ほか)は難しく,数式展開が厄介であるという固定観念をまず払拭するとともに,固体力学の応用範囲は広範にわたることから,その基礎をしっかり理解してほしいものである。 |