2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 | 道路交通環境工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 岩井 茂雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | B26A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 広範な道路環境の中から、沿道住民の生活環境に関連した自動車排出ガスの拡散問題と熱環境問題、自動車交通騒音の伝搬問題、そして自動車交通振動問題とその伝搬問題に焦点を当てて、各問題の基礎理論と予測および評価の方法についての理解とその応用を習得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主として講義形式とするが、一部ゼミナール形式を併用する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
道路工学、環境工学、交通工学の各視点から拡散問題と熱環境問題、騒音の伝搬問題、および振動問題とその伝搬問題を学習するので、これら3工学分野の基礎知識を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、道路環境問題とその要因(1) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
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第2回 | 道路環境問題とその要因(2) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第3回 | 沿道の大気環境(1)(自動車排出ガスの特性とその拡散) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第4回 | 沿道の大気環境(2)(自動車排出ガスの拡散モデル) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第5回 | 沿道の大気環境(3)(自動車排出ガスの拡散予測とその評価) (自己学習時間:予習60分、復習60分、レポート課題180分) |
第6回 | 沿道の大気環境(4)(道路面での熱特性(熱の基礎理論と熱収支)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第7回 | 沿道の大気環境(5)(道路面での熱収支の予測と熱環境の評価) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第8回 | 沿道騒音(1)(騒音の基礎理論と自動車騒音の特性(Ⅰ)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第9回 | 沿道騒音(2)(自動車騒音の特性(Ⅱ)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第10回 | 沿道騒音(3)(自動車騒音の伝搬モデル) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第11回 | 沿道騒音(4)(自動車騒音の伝搬予測とその評価 (自己学習時間:予習60分、復習60分、レポート課題180分) |
第12回 | 沿道の地盤振動(1)(振動の基礎理論と自動車交通振動特性(Ⅰ)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第13回 | 沿道の地盤振動(2)(自動車交通振動特性(Ⅱ)) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第14回 | 沿道の地盤振動(3)(振動伝搬(波動)の基礎理論) (自己学習時間:予習60分、復習60分) |
第15回 | 沿道の地盤振動(4)(振動伝搬の予測と評価) (自己学習時間:予習60分、復習60分、レポート120分) |
その他
教科書 |
特になし。適宜、講義資料を配付する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
辻靖三、足立義雄、大西博文、桐越信 『新版・道路環境』 Ⅲ海堂 2002年 第1版
松梨順三郎編著 『環境流体汚染』 森北出版 1993年 第1版
竹林征三、石川悌二 『実務者のための建設環境技術』 山海堂 1995年 第1版
「新版・道路環境」は道路環境問題とその対策等について、広範囲にかつ適切に記述された図書である。また、「実務者のための建設環境技術」道路環境問題対策等について丁寧に書かれている。いずれも絶版図書であるが、図書館に収蔵されているので、適宜参考にされたい。さらに講義の理解を深める参考書を適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の質疑応答(約30%)、課題レポート(約50%)、およびプレゼンテーション(約20%)の配点とし、GPA制度の基準に従って総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義時の前後に時間に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
交通システム工学科事務室。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 17:30 ~ 18:20 駿河台校舎1号館講師室
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学生への メッセージ |
沿道環境に対して、沿道住民が今も快適な生活環境を望んでいる自動車交通由来の沿道大気問題、自動車交通騒音問題、そして自動車交通振動問題の予測の基礎的な理解と評価について理解することが、それら問題の解決の端緒となります。絶えず考えながら講義に臨んで下さい。 |