2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 | 交通・土木史論 | ||
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設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 阿部 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | B53A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 過去を振り返り、歴史に学ぶことは、未来を見通す術の一つである。道路・鉄道をはじめとするインフラ整備の今後のあり方を考えるうえでも、その歴史に学ぶ意義は大きい。 本講義では、近世から近代にかけての国内外の交通・土木史について、技術史のみならず、社会史、計画史、そして人物史等の多様な観点から学ぶ。 本講義を通して、交通・土木に携わる技術者として欠くことのできない幅広い視野と深い洞察力を養うことを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義と講義内容に関するディスカッションのほか、課題に対するグループワークを実施する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
社会基盤施設の成り立ちにかかわる探究心を持っていることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ○総論:交通・土木史を学ぶ意義、講義の進め方 ・課題(1)、課題(2)及び最終レポートの提示 |
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第2回 | ○交通とくらしの歴史(江戸・東京) |
第3回 | ○交通・土木史に係る現地見学の事前レクチャー(駿河台地区または隅田川下流地区) ◎課題(2)に関する中間報告 |
第4回 | ●交通・土木史に関わる現地見学(駿河台地区または隅田川下流地区) |
第5回 | ●交通・土木史に関わる現地見学(駿河台地区または隅田川下流地区) |
第6回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読① |
第7回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読② |
第8回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読③ |
第9回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読④ |
第10回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読⑤ |
第11回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読⑥ |
第12回 | ◎交通・土木史に係る専門書の輪読⑦ |
第13回 | ◎課題(2)に関する現地見学 ◎最終レポートの提出 |
第14回 | ◎課題(2)に関する現地見学 |
第15回 | ◎課題(2)に関する現地見学 |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しないが、講義中に適宜参考となる文献等を紹介する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
北河大次郎他 『図説 日本の近代化遺産』 ふくろうの本 河出書房新社 2007年
土木学会編 『日本の土木遺産』 ブルーバックス 講談社 2012年
小池滋編 『都市交通の世界史』 悠書館 2012年
土木学会 『解体新書大河津分水可動堰』 土木学会 2014年
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成績評価の方法 及び基準 |
・課題(1) 20%(グループ評価(プレゼン)10%+個人評価(討議貢献度)10%)・課題(2) 40%(グループ評価) ・最終レポート 40%(個人評価) |
質問への対応 | 質問は授業中もしくはオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台キャンパス C108 阿部研究室 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
本講義を通して歴史に学ぶことで、交通・土木に携わる技術者としての幅広い視野と深い洞察力を養ってほしい。 |