軽量構造特論 (C24B)

学修到達目標	ケーブル構造、膜構造、スペースフレームなどの軽量構造の設計時には、従来のラーメン構造や壁構造などとは異なる知識や思想が必要とされる。本特論では、軽量構造の設計に考慮すべき基礎的な理論や力学特性を整理すると共に、設計用構造モデルや解析手法等について考察する。
授業形態及び授業方法	OHP、スライド、構造模型などを用いて授業を進める。また適宜、プリントを配布する。
準備学習（予習・復習等）の内容・受講のための予備知識	シラバスを見て予習しておくこと。

第1回	ガイダンス（力学と構造設計）
第2回	幾何学的非線形概論
第3回	ケーブル構造の基礎理論
第4回	直線ケーブルの理論と解析手法
第5回	放物線ケーブル、ケーブルガーダー、ケーブルネットの解析手法と略算手法
第6回	膜構造の基礎理論
第7回	膜構造の解析手法と略算手法
第8回	長柱の座屈理論と簡易モデル
第9回	横方向弾性支持による長柱の座屈補剛
第10回	ハイブリッド構造の座屈評価
第11回	スペースフレームの構造計画手法（１）略算手法
第12回	スペースフレームの構造計画手法（２）連続体置換
第13回	折板構造の基本性状と略算手法
第14回	軽量構造の構造計画の実例
第15回	レポート提出と解説

教科書
参考資料コメント及び資料（技術論文等）	斎藤公男『空間　構造　物語』彰国社 2003年今川憲英、岡田　章『木による空間構造のアプローチ　TIMBER　COMPANION』建築技術 1990年第2版大森博司　他『空間構造の数値解析ガイドライン2001』日本建築学会 2001年第1版皆川洋一　編著『建築空間構造』オーム社 2002年第1版
成績評価の方法及び基準	レポート
質問への対応	講義終了後あるいは研究室において行う。
研究室又は連絡先	駿河台校舎　569B号室「空間構造デザイン研究室」(03-3259-0710)
オフィスアワー	火曜駿河台 12:00 ～ 13:00
学生へのメッセージ	実社会で十分に通用する構造エンジニアに必要な基礎的能力を養う。

2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻