2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築設計ワークショップ | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 本杉 省三 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C52Z |
クラス |
概要
学修到達目標 | 実現された建物を実際に複数見学し、設計・建設それぞれの専門家たちから直接説明を受けることで、設計作業におけるチームワークの重要性と実務の実際について体験的に学ぶ。また、その建物を題材として、短期集中の設計ワークショップを行うことでそれを実践する。これらを通し、建築設計に求められる幅広い社会的な要求・知識・役割・責任等について具体的に学習する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
一週間程度の集中授業を行う。JIAによる在京私立大学数校対象のため、受講生は1大学約10名を限度としている。設計チームによる施設案内と解説の後、発注者初め設計担当者(意匠・計画・構造・設備・ランドスケープ等)の講義を受け、その後出題と自由討論がある。他大学院生とグループを組んで分析・討論を行い短期間で具体的な案を作成し、即日ないし最終日にまとめてプレゼンテーション、出題者からの講評を受ける。また、上記内容の他に、カールスルーエ工科大学との国際ワークショップも行われる。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
夏期休暇直前の集中講義。受講人数に制限があるので、将来建築デザインの分野に進もうとしている人を優先し、学部4年生までの建築設計・設計演習を全て取得していることを条件とする。希望者が多い場合には、建築設計の成績で選考する。 |
授業計画
第1回 | 本科目(建築設計ワークショップ)の趣旨 関係者紹介・スケジュール説明他 事例(A)-1:地区再開発における地区第一次再開発事業 位置づけと街区全体の計画の考え方(都市計画) 地区模型見学、現場見学ルートと注意事項の説明、現場見学 設計コンセプト(各棟設計者) 設備設計の要点:空調・衛生(全体共用事項及ポイント/設備設計者) ランドスケープデザインについて(全体の共通ポイント/ランドスケープデザイナー) 施工計画(施工建設会社) 設計のフォーメイション(仕事の進め方・協力体制/設計チーム) 質疑応答、課題テーマの発表、まとめ(連絡事項) |
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第2回 | 事例(A)-2:地区再開発における地区第一次再開発事業 位置づけと街区全体の計画の考え方(都市計画) 地区模型見学、現場見学ルートと注意事項の説明、現場見学 設計コンセプト(各棟設計者) 設備設計の要点:空調・衛生(全体共用事項及ポイント/設備設計者) ランドスケープデザインについて(全体の共通ポイント/ランドスケープデザイナー) 施工計画(施工建設会社) 設計のフォーメイション(仕事の進め方・協力体制/設計チーム) 質疑応答、課題テーマの発表、まとめ(連絡事項) |
第3回 | 事例(A)-3:地区再開発における地区第一次再開発事業 位置づけと街区全体の計画の考え方(都市計画) 地区模型見学、現場見学ルートと注意事項の説明、現場見学 設計コンセプト(各棟設計者) 設備設計の要点:空調・衛生(全体共用事項及ポイント/設備設計者) ランドスケープデザインについて(全体の共通ポイント/ランドスケープデザイナー) 施工計画(施工建設会社) 設計のフォーメイション(仕事の進め方・協力体制/設計チーム) 質疑応答、課題テーマの発表、まとめ(連絡事項) |
第4回 | 事例(B)-1:事業概要説明(発注者) 本計画に至るまでの背景(発注者) 建築概要と計画コンセプト、施設見学(設計チーム) 新技術開発促進を狙ったオフィス創り:知識創造ワークプレイス、SECIモデルについて 建築計画について:コンペ案、基本・実施設計、現場施工管理 構造計画の概要:免震の導入 設備計画の概要:CASBEE-Sクラス認証取得 外構計画の概要:コンクリートガラ再利用 質疑応答・課題説明、フリーディスカッション |
第5回 | 事例(B)-2:事業概要説明(発注者) 本計画に至るまでの背景(発注者) 建築概要と計画コンセプト、施設見学(設計チーム) 新技術開発促進を狙ったオフィス創り:知識創造ワークプレイス、SECIモデルについて 建築計画について:コンペ案、基本・実施設計、現場施工管理 構造計画の概要:免震の導入 設備計画の概要:CASBEE-Sクラス認証取得 外構計画の概要:コンクリートガラ再利用 質疑応答・課題説明、フリーディスカッション |
第6回 | 事例(B)-3:事業概要説明(発注者) 本計画に至るまでの背景(発注者) 建築概要と計画コンセプト、施設見学(設計チーム) 新技術開発促進を狙ったオフィス創り:知識創造ワークプレイス、SECIモデルについて 建築計画について:コンペ案、基本・実施設計、現場施工管理 構造計画の概要:免震の導入 設備計画の概要:CASBEE-Sクラス認証取得 外構計画の概要:コンクリートガラ再利用 質疑応答・課題説明、フリーディスカッション |
第7回 | 事例(C)-1: 再開発計画・工事概要説明 現場見学、計画模型見学 富士見における都市再開発 質疑応答、フリーディスカッション 全体計画、建築計画 環境計画、工事監理について、構造計画と工事監理の実際 ワークショップ |
第8回 | 事例(C)-2:再開発計画・工事概要説明 現場見学、計画模型見学 富士見における都市再開発 質疑応答、フリーディスカッション 全体計画、建築計画 環境計画、工事監理について、構造計画と工事監理の実際 ワークショップ |
第9回 | 事例(C)-3:再開発計画・工事概要説明 現場見学、計画模型見学 富士見における都市再開発 質疑応答、フリーディスカッション 全体計画、建築計画 環境計画、工事監理について、構造計画と工事監理の実際 ワークショップ |
第10回 | 事例(D)-1:大学記念館 設計チーム紹介と施設案内・解説(品質環境管理部・建築設計部・ソリューション計画部、構造設計・音響設計) スケジュール、注意事項、建築概要説明、施設見学(2班に分かれて見学) 事例(E)設計事務所本社へと移動、事務所見学 事例(D)大学記念館設計説明 建築計画、設計プロセス、他プロジェクト等 音響計画について 構造計画について 課題説明、質疑応答、フリーディスカッション |
第11回 | 事例(D)-2:大学記念館 設計チーム紹介と施設案内・解説(品質環境管理部・建築設計部・ソリューション計画部、構造設計・音響設計) スケジュール、注意事項、建築概要説明、施設見学(2班に分かれて見学) 事例(E)設計事務所本社へと移動、事務所見学 事例(D)大学記念館設計説明 建築計画、設計プロセス、他プロジェクト等 音響計画について 構造計画について 課題説明、質疑応答、フリーディスカッション |
第12回 | 事例(D)-3:大学記念館 設計チーム紹介と施設案内・解説(品質環境管理部・建築設計部・ソリューション計画部、構造設計・音響設計) スケジュール、注意事項、建築概要説明、施設見学(2班に分かれて見学) 事例(E)設計事務所本社へと移動、事務所見学 事例(D)大学記念館設計説明 建築計画、設計プロセス、他プロジェクト等 音響計画について 構造計画について 課題説明、質疑応答、フリーディスカッション |
第13回 | 各グループ(10グループ)によるプレゼンテーションと講評-1 各課題提案を図面・スケッチ・模型等により作成し、パワーポイントなどを用いてプレゼンテーション・講評、CDデータ化 |
第14回 | 各グループ(10グループ)によるプレゼンテーションと講評-2 各課題提案を図面・スケッチ・模型等により作成し、パワーポイントなどを用いてプレゼンテーション・講評、CDデータ化 |
第15回 | 各社選考による優秀提案グループの発表、選考理由、表彰と懇親会 プレゼンテーション資料の整理と提出 |
その他
教科書 |
必要な参考資料を授業時間に配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
課題提案内容及び発表による総合評価 |
質問への対応 | ガイダンス時、ワークショップ期間中 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎5号館8階586A室、03-3259-0717 motosugi@arch.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:15 ~ 12:45
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学生への メッセージ |
短期集中型で施設見学・解説、それを題材とした課題提案を繰り返す本科目は、設計の成り立ちからプロセス及び成果を実習的に学ぶという点で有効である。実際の設計チーム各担当者及び他大学院生とチームを組んでの提案作成等を通して、コミュニケーション形成、討論を行うことでインターンシップ等への手掛りを得て欲しい。 |