2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 海洋建築工学専攻
設置情報
科目名 |
海洋建築工学特別講義Ⅰ
企業倫理と技術者倫理
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設置学科 | 海洋建築工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石浜・糸長・古谷 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D62A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 昨今、我々の生活を揺るがす様々な分野での倫理規定に反する安心安全の問題がクローズア ップされている。建築家あるいは建築技術者としての責任と倫理規定、地球環境問題と技術者倫理、・法規制と企業倫理について講義する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書と配布資料などを基本として授業を行い、参考書などを紹介しながら多角的に理解を深 める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
技術者倫理の理解を通して、技術者のあるべき姿を確立しようとする意欲が重要。 |
授業計画
第1回 | 技術者としてのあるべき姿、その社会的役割と考え方の基本的な枠組みを紹介 |
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第2回 | 私たちの日常の生活において、なぜ「・・しなければならない」という規範・倫理意識の存 在が妥当性を持ちうるのか。 |
第3回 | 歴史上代表的な倫理の原則を提供した3人の倫理学者(ベンサムの功利主義、カントの形式 的義務論、ロールズの正義論)の説を批判的に紹介する。 |
第4回 | これらの倫理学説が現実の問題に適用可能であるのか、もし可能でないとするならどこにそ の説の問題があるのか等を検証する。 |
第5回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理① |
第6回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理② |
第7回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理③ |
第8回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理④ |
第9回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理⑤ |
第10回 | 企業倫理①:適正品質の実現 建築物は公私を問わず社会的資産であり、適正な品質を実現することが必要不可欠である。品質の管理・確保、瑕疵担保等の仕組み・制度等について学ぶ。 |
第11回 | 企業倫理②:適正利潤の獲得 健全な企業活動を展開するには、結果的に適正な利潤を挙げることが前提となる。見積り積算、入札契約、購買、VE/CD等の仕組み・制度等について学ぶ。 |
第12回 | 企業倫理③:雇用の確保 企業活動の基本要素のひとつは人材である。国民の生活を維持・向上させ活力ある国とするためには雇用が確保されなければならない。グローバル化した時代における雇用を考える。 |
第13回 | 企業倫理④:社会的課題への対応 ― 安全・快適・長寿命 日本が国際社会の一員として活躍するためには、安全で快適な国土基盤・生活環境を整備し、長寿命化を含め地球環境に配慮した建設活動を展開する必要がある。 |
第14回 | 企業倫理⑤:新しい姿への転換 ― 平和ボケからの脱却 政治の貧困・経済の停滞など世界から尊敬されない国に凋落した日本。今後の再生に向けてなすべきことは何かを考える。 |
第15回 | 授業全体の総括と課題紹介 |
その他
教科書 |
授業時に指示する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業時に指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートによる評価 |
質問への対応 | 授業中あるいはメール等にて。 |
研究室又は 連絡先 |
石浜弘道 船橋校舎一般 電話047-469-5232 MD:ishihama@penta.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 石浜(532室)
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学生への メッセージ |
一級建築士の実務経験として認定を受けるために必要な科目です。 |