2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 塑性加工学特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 上野 恵尉 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E15A |
クラス |
概要
学修到達目標 | ものづくりにおいて塑性加工は重要な技術のひとつである。その技術開発が企業においてど のように行われてきたかを曲げ加工、打ち抜き加工、チューブフォーミング、局部順次加工などの実例として紹介することで、企業の技術開発に対する考え方を理解する。そして今後の研究活動に対する取り組み方を考えてみる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主として企業において開発され学会などで公表された技術を紹介していく。そしてスライド や動画などで技術の紹介のほかに開発の背景などにも触れていくとともにその考え方を一緒に議論していく。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
本講義を受講予定の場合は、上期開講の塑性加工学特論Iを受講しし、塑性加工に関する基礎的な知識を習得しておいて下さい。 |
授業計画
第1回 | 曲げ加工: ①加工の基礎と実生産上の課題 |
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第2回 | ②連続矩形波板曲げ(エスカレーターステップのケース) |
第3回 | ③形材引張り曲げ(エスカレーター欄干などのケース) |
第4回 | ④ロール曲げ(HDDばねなどのケース) |
第5回 | ⑤超電導材料の曲げ(核融合装置用コイルのケース) |
第6回 | ⑥チャンネル材凸成形(エレベーター床のケース) |
第7回 | 打ち抜き加工:加工の基礎と実生産上の課題 |
第8回 | チューブフォーミング: ①加工の基礎と実生産上の課題 |
第9回 | ②円管の高周波加熱曲げ(原子力配管のケース) |
第10回 | ③円管のベローズ成形(変電所の電力設備のケース) |
第11回 | 局部順次加工: ①多点プレス成形など(非量産品の製造技術) |
第12回 | ②バーフォーミング(変電所分岐管などのケース) |
第13回 | 材料の性質を利用した成形技術: ①加工の基礎と実生産上の課題 |
第14回 | ②変態誘起塑性:金属組の織態を利用 |
第15回 | ③ウレタン発泡成形(冷蔵庫断熱材のケース) |
その他
教科書 |
『塑性加工学特論Ⅱ(自作プリント)』
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
日本塑性加工学会編 『塑性加工技術シリーズ14曲げ加工、ほか』 コロナ社 2000年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートの評価70%、授業受講状況30% |
質問への対応 | 講義終了後、随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
理工学部講師室 メール:qqfp68kd2@view.ocn.ne.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
企業のエンジニアが技術開発を行う際に、どのような視点で課題を捉え、どのように解決をしていくかを感じ取って技術者の仕事のイメージを掴み、職業選択の一助として欲しい。 |