2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 自動車工学特論Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 関根 太郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E22A |
クラス |
概要
学修到達目標 | ・車両運動に支配的なタイヤ特性について,ブラシモデル構築ならびに計算ができる. ・自動車の平面運動について基礎運動方程式を導出できる. ・基礎運動方程式から計算出来る各指標を用いて車両特性を説明できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で、基本事項を説明した後、受講生に実際に簡単なモデル計算を実行してもらうことで、より深い理解をはかる。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
工業力学における運動方程式の導出ができること。 非線形常微分方程式の解を求められることが望ましい。 MATLABなど科学技術計算アプリケーションを使えることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 学習の目標と自動車工学分野の体系の理解 |
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第2回 | 車両に作用する力 |
第3回 | タイヤの力学的特性に関する解説 タイヤの横力のモデル化および前後力のモデル化 |
第4回 | タイヤ特性の計算モデルの導出 |
第5回 | [モデル計算演習]:タイヤの発生力 |
第6回 | タイヤの非線形特性を表すモデル |
第7回 | 自動車の運動を扱うための座標系の定義、自由度、基礎運動方程式の誘導 |
第8回 | 極低速における旋回(アッカーマンジオメトリ) |
第9回 | 自動車の運動方程式の基礎と基本特性 |
第10回 | [モデル計算演習]:線形モデルによる応答(MATLAB/SimuLink) |
第11回 | 自動車の運動の多自由度化に対する検討(1) |
第12回 | 自動車の運動の多自由度化に対する検討(2) |
第13回 | サスペンションの影響 |
第14回 | [レポート内容プレゼン]各自レポート作成方針・進捗に関連したショットガンプレゼンと講評 |
第15回 | 自動車工学分野のトレンド:ASV、ITS事例紹介 |
その他
教科書 |
関連事項についてのプリント等を随時配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『自動車技術ハンドブック(1)基礎・理論編』 (社)自動車技術会 2004年
『自動車の運動と制御―車両運動力学の理論形成と応用』 安部正人 東京電機大学出版局 2008年
『タイヤ工学―入門から応用まで』 酒井秀男 グランプリ出版 2001年 第改訂版
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は出席率60%以上の学生を対象とする。 講義中に与える課題のレポートを用いて100点満点で評価し60点以上を合格とする。 |
質問への対応 | 研究室在室時随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎3号館4階349B室 連絡先は、講義時に告知。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 駿河台校舎3号館4階349B室
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学生への メッセージ |
自動車工学特論II、IIIを理解を進める上の位置づけを持つ。 |