2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 熱機関特別研究 | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 2年 |
担当者 | 吉田 幸司 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E66N |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
研究領域 熱機関特別研究の研究領域は,理工系工学機械工学の内の内燃機関工学である. 具体的な研究領域と研究テーマは, 熱機関の熱効率の向上,有害排出成分低減に関する研究を行う.具体的なテーマとしては 1. ガソリン機関における熱効率向上に関する研究 2. ディーゼル機関における有害排気物質低減に関する研究 3. ノッキング現象の可視化と分光計測による高効率ガソリンエンジンの研究 4. 分光計測と筒内可視化による予混合圧縮着火(HCCI)燃焼メカニズムの研究 5. 過給とEGRによるHCCI機関の運転領域拡大に関する研究 6. 筒内成層化によるHCCI燃焼制御に関する研究 7. 代替燃料(DME,GTL,天然ガス,メタン)を用いたHCCI燃焼の研究 8. 燃焼化学反応シミュレーションによる自己着火反応機構の研究 以上のような研究テーマが考えられる.しかし,これらの他に興味がある問題が存在する場合は,相談の上研究テーマを決定する. |
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学修到達目標 | 修士論文を仕上げること.そのために必要な基礎学力,研究能力,論文を書き上げる能力を身につけることが,学習の目標である.具体的な学習目標としては, 1.自由闊達に議論を行う態度を養い,他人の意見に耳を傾け,探究心を持って自ら設定した目標に向かう努力と態度を養成する. 2.単なる知識を獲得することではなく,先人の行ったことに対しても疑問をもち一から考え直す探求的な思考傾向を持つこと. 3.演繹的な思考方法を身につけ,自らの研究課題に対して論理的な結論を導けること. 4.目的を遂行するための方法を計画的に立案する能力を育成すること. 5.卒業研究の学生と研究グループを組んでその指導に当たり,協調性を持った指導態度を養うこと. |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
研究室における輪講と在室時の個人的指導による.通常1年目は講義科目の履修,講演会の聴講,卒業研究の指導補助などを行い修士論文作成の準備期間とする.2年目からテーマを絞り込み修士論文作成のための研究を行う.特に,自発的に研究に取り組むこと,関連のある論文の輪講が必要となる.具体的な方法としては, 1.文献調査. 2.輪講を通して研究分野の基礎,研究動向,応用技術を学び研究方針を立てる. 3.実験計画と実験遂行を通して,実験装置の製作技術,測定および解析技術を身につける. 4.理論解析と実験より得られた新しい事実をレポートにまとめる. 5.まとめた内容を内外の発表会においてプレゼンテーションする. 6.修士論文として完成する. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
熱や流体の分野に興味と意欲のあること.具体的に必要な学習能力としては 1.熱力学の基礎,熱力学の第一法則,気体の状態変化を理解していること. 2.ガスサイクル,内燃機関を理解していること. 3.燃焼の基礎について理解していること. 4.実験装置を設計できる能力を有していることが望ましい. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
試験は行わずに,平常点,目標に掲げた内容についての学習意欲,修士論文の完成度,修士論文発表会でのプレゼンテーションを総合して100点満点で絶対評価し,60点以上を合格とする.また,平常点は以下に示す項目に対して採点する. 1.研究全般に対して積極的に取り組む態度(出席,自主性) 2.研究内容の理解度 3.学部4年生を含むグループ活動に対する協調性とリーダーシップ 4.大学内外での研究発表 |
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質問への対応 | 研究室にて随時 |
研究室又は 連絡先 |
吉田幸司 駿河台校舎3号館1階316室 tel:03-3259-0733 E-mail:yoshida@mech.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 3号館1階316室
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学生への メッセージ |