2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 | 制御工学特別研究 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 2年 |
担当者 | 安部 明雄 | 履修期 | 年間 |
単位 | 6 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G66L |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
将来型宇宙輸送機・航空機の非線形な力学特性の解析と制御系の設計に関する研究を行う。 1.将来宇宙輸送機の革新的誘導制御系の開発 2050年に就航を目指す我が国独自の宇宙輸送機のための革新的誘導制御系の開発を行う.今後は,着陸地点の変更やミッション中止に対処可能なオンライン軌道生成方式の検討を行う.他に,デルタ翼に起因するWing rock現象,入力飽和問題,無駄時間要素への対処が解決すべき課題として挙げられる. 2.航空機の非最小位相系による内部不安定化問題 着陸直前の有翼機やVTOL機の垂直離陸時に,内部不安定化を招く非最小位相系(逆ブレ現象)の性質を有しており,既存の制御系では事故につながる可能性がある.非線形制御理論を駆使した制御系設計によって,問題の解決を図る. 3.宇宙輸送機の飛行制御系設計負荷の低減に関する研究 宇宙輸送機の飛行制御系は,所定の性能を満たすとともに,設計や事前の解析に要する時間や労力の低減が求められている.飛行領域が広範で急激に飛行環境が変化する宇宙輸送機で,より統一的かつ汎用性があり,設計負荷を劇的に低減させるエレガントな飛行制御システムの設計を目指す. |
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学修到達目標 | 制御工学における基礎知識の習得と、問題解決能力を身に着ける. |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
・月1回程度の研究成果報告 ・国内会議・国際会議での研究発表 ・佐々先生と連携して進める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
飛行力学・制御工学の知識は、必須である。 |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
研究に取り組む姿勢・態度を重視して評価する |
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質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
3号館337B室 |
オフィスアワー |
木曜 船橋 14:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
学問と向き合える大事な期間です。将来活躍するための素養を身につけてください。 |