2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 電気工学専攻
設置情報
科目名 | 物性科学特論 | ||
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設置学科 | 電気工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 河村 清 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | H24A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 分子物性科学の基礎と研究の先端を理解することをも目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
英文のテキストを使用してセミナー形式で授業を行う。随時英文で科学技術の論文を書くときの注意を与える。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部の物性科学及び材料関係の科目を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 分子はいかに組み立てられるかーーー分子構造の建築学ーーー |
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第2回 | 炭素原子の果たす役割 ベンゼンと炭素原子のつくる六角環 ベンゼンからグラファイトまで |
第3回 | フラーレン フラーレンとカーボンナノチューブ |
第4回 | 分子ふるいとゼオライト 容器としてのゼオライト |
第5回 | 化学反応とレーザ分光学 |
第6回 | 分子と結晶の幾何学 不可能な秩序ーーー5回対称の不思議ーーー |
第7回 | 準結晶のパラドックスとペンロウズタイル |
第8回 | 分子から作られる金属 電気を通す有機物ーーーポリアセチレンに伝導性をもたせるーーー |
第9回 | (SN)x Pt(CN)4 TCNQ/TTF これらを例にして伝導のメカニズムを探る |
第10回 | 有機超伝導の可能性 Littleの提案 サッカーボールと超伝導 |
第11回 | コロイド化学の不思議 自己組織のマジック |
第12回 | 石鹸から細胞まで |
第13回 | 液晶の科学 |
第14回 | 生命と化学 環境と化学 |
第15回 | フラクタル、カオス そして化学の複雑さ |
その他
教科書 |
Philip Ball, Designing the Molecular World, Princeton University Press, 1994, 1 edition
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
適宜指示する
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成績評価の方法 及び基準 |
予習の密度、プレゼンテーションの工夫および内容の理解を評価の対象とする |
質問への対応 | 随時受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 電気工学科事務室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
積極的に取り組むことを期待する。そうすれば必ず得る物がある。 |