2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 電気工学専攻
設置情報
科目名 | エネルギー工学特論 | ||
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設置学科 | 電気工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 吉川 将洋 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | H55B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 今後の発電技術として注目される燃料電池発電を取り上げ、その原理や種類と特徴を学び、電池の性能、寿命、開発動向を把握する。更に、燃料電池を発電システムとして機能させる上で不可欠な周辺機器および高効率発電を実現するガスタービンとの組合せ原理を学び、システムの効率、制約条件などを理解する。 上記の授業を通じて、化学工学、電気化学、熱力学などで取り扱われる熱・物質の移動、反応、エネルギー変換の概念がどのように燃料電池関連の技術に反映されているのかを理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
前半ではスライドと板書を併用して講義を行う(講義に関連する資料は都度配布する) 後半では各自が将来のエネルギーシステムに関して興味のある技術、動向を調べ得られた見解を自分の言葉で発表し、質疑応答形式で進める(ゼミ形式)。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
「エネルギー・環境工学」を受講していることが望ましい |
授業計画
第1回 | 世界・日本のエネルギー事情および日本の電力需給 |
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第2回 | 燃料電池の歴史と原理 |
第3回 | 各種燃料電池の特徴 |
第4回 | 燃料電池の効率および性能モデル1 |
第5回 | 燃料電池の効率および性能モデル2 |
第6回 | 燃料電池の効率および性能モデル3 |
第7回 | 燃料電池の寿命 |
第8回 | 開発動向I. 低温形燃料電池(PEFC、PAFC) |
第9回 | 開発動向Ⅱ. 高温形燃料電池(MCFC、SOFC) |
第10回 | 燃料電池システムにおける効率と周辺機器 |
第11回 | SOFC発電システムの解析例1 |
第12回 | SOFC発電システムの解析例2 |
第13回 | 将来のエネルギーシステムについて1 |
第14回 | 将来のエネルギーシステムについて2 |
第15回 | 将来のエネルギーシステムについて3 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
以下の2点から総合評価する。 ①講義中で出題する計算問題に関するレポートの提出 ②将来のエネルギーシステムについてのレポートの提出 |
質問への対応 | 14:30-14:50 320教室に在室 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |