2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 |
生体高分子特論
バイオマテリアル
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高井 まどか | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | K22B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 高分子に代表される生体と接して使われる医療材料の機能、生体との反応、医療応用について理解することを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
必要に応じてプリントを配布する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部レベルの生命科学、有機化学を理解していること。 |
授業計画
第1回 | 材料の医療応用概論 医療に用いられる材料の基礎について解説する。 |
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第2回 | 医療材料(バイオマテリアル)に求められる機能 生体と接して利用されるバイオマテリアルに求められる機能について解説する。 |
第3回 | 金属、セラミックス、ポリマー系バイオマテリアル 医療材料を分類し、それぞれについてどのような物性と機能が必要かを解説する。 |
第4回 | ペプチド、タンパク質、DNA,細胞 の構造と機能 生体分子を理解するために、それぞれの構造と機能について解説する。 |
第5回 | 医用高分子の合成 医療用として用いられる高分子の合成について解説する。 |
第6回 | 高分子の構造と機能 種々の物性をもつ高分子膜の構造と機能について解説する。 |
第7回 | 血栓形成、免疫、バイオフィルム 生体が異物と接した際に起こる反応について解説する。 |
第8回 | 高分子へのタンパク質吸着、細胞接着 材料表面へのタンパク質の吸着、細胞接着のメカニズムについて解説する。 |
第9回 | 生体分子と表面界面の分析法 タンパク質などの生体分子の分析、吸着したタンパク質の表面分析法について解説する。 |
第10回 | 高分子膜の人工腎臓への応用 |
第11回 | 高分子ゲルのコンタクトレズへの応用 |
第12回 | 高分子膜のバイオセンサーへの応用 |
第13回 | 高分子ミセルのドラックデリバリーシステムへの応用 |
第14回 | 高分子膜の組織工学、再生医療への応用 |
第15回 | 平常試験及びその解説 講義の理解度を筆記試験により確認する。 |
その他
教科書 |
『 』
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『バイオマテリアル』 日本ME学会編 コロナ社
バイオマテリアルに関係する本をいくつか参考書として使います。ここでは、代表的な本をあげています。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席、レポートおよび期末試験 |
質問への対応 | 毎週講義終了後 |
研究室又は 連絡先 |
東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 takai@mpc.t.u-tokyo.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
生命科学や生物のことがわからなくても、理解できるように講義します。 |