2015年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 一般相対論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 三輪 光嗣 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 木曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L22B L46A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 特殊相対性理論の基本的事項をテンソル形式を用いて学び、相対論的な点粒子や弦の力学を学ぶ。特に相対論的な弦を量子化することでタキオン、ゲージ粒子、重力子などの状態を確認する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書による講義形式 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
解析力学、量子力学などの基礎的な知識を必要とする。 |
授業計画
第1回 | 相対性原理、光速度不変の原理、ローレンツ変換 相対性原理と光速度不変の原理からローレンツ変換を導く。 |
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第2回 | ミンコフスキー時空における時間と空間の性質。 ローレンツ変換の下での時間の遅れや空間の縮みを解説する。 |
第3回 | ローレンツ群とその表現 ローレンツ変換の生成子の交換関係を用いてローレンツ群の表現を解説する。 |
第4回 | テンソル形式での物理法則 種々の物理法則をローレンツ共変性が明白な形式で書きなおす。 |
第5回 | ローレンツ不変な作用の構成 ローレンツ変換の下で不変な作用の構成法を解説する。 |
第6回 | 相対論的自由粒子の作用と古典力学 相対論的な自由粒子の作用を書き下し、その力学的性質を解説する。 |
第7回 | 相対論的自由粒子の持つ対称性 相対論的自由粒子の持つ対称性とその生成子を解説する。 |
第8回 | 電磁場中の相対論的荷電粒子の作用と古典力学 電磁場中の荷電粒子の運動をローレンツ共変な形で議論する。 |
第9回 | 相対論と電磁気学 電磁場の存在する力学系に対するローレンツ変換を議論する。 |
第10回 | 相対論的自由粒子の量子化 相対論的な自由粒子の量子化を議論する。 |
第11回 | 相対論的弦の作用と古典力学 相対論的な弦の作用を書き下し、その力学的性質を解説する。 |
第12回 | 相対論的弦の持つ対称性 相対論的弦の持つ対称性とその生成子を解説する。 |
第13回 | 相対論的弦の量子化1 相対論的な開弦の量子化を議論する。 |
第14回 | 相対論的弦の量子化2 相対論的な閉弦の量子化を議論する。 |
第15回 | まとめとその他の話題 授業内容の総括を行い、関連する発展的な話題に簡単に触れる。 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートにより評価する。 |
質問への対応 | 随時。ただし、オフィスアワー以外の時間での質問は、事前にメールをもらえると確実です。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室: 駿河台校舎4号館420B室 メールアドレス: miwa.akitsugu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |